グローバル・エアラインズ、エアバスA380型機のフェリーフライト実施 モハーヴェからグラスゴーへ

グローバル・エアラインズは、初の保有機となるエアバスA380型機(機体記号:9H-GLOBL、旧B-6140)を、アメリカ・カリフォルニア州のモハーヴェからイギリスのグラスゴーへ飛行させた。

4月30日にモハーヴェを出発し、給油のためモントリオールのミラベル国際空港を経由し、グラスゴーのプレストウィック空港に5月1日に到着した。

同機はかつて中国南方航空が運航しており、2013年3月に引き渡された製造番号がMSN120の機体で、ビジネス・クラス・アビエーション(BCA)がハイフライのサポートを得て、運航再開に向けた作業をアメリカモハーヴェで行っていた。エアバスやアメリカ連邦航空局(FAA)、TM-CAD、ハイフライが協力し、乗務員はシミュレーター訓練も受けた。4月26日にフェリーフライトが許可されたという。今後、内装の全面的な改修や整備を実施する。

ジェームス・アスキス最高経営責任者(CEO)は、「アメリカから飛行機が出られないのではないかと思った時もありましたが、エアバス、ハイフライ、メンテナンスパートナー、そして素晴らしいグローバルチームの素晴らしい努力のおかげで、今ではヨーロッパで最初の飛行機を手にし、さらに前進できる立場にあります。ヨーロッパに到達することは、グローバル・エアラインズにとって重要なマイルストーンであり、大西洋の両側でのプロジェクトに対する膨大なエネルギー、決意、信念の産物です」とコメントした。

グローバル・エアラインズは、2021年に設立された新規航空会社。エアバスA380型機を取得しており、年内にもロンドンから大西洋路線への運航を開始することを計画している。

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