Z世代を中心に共感の嵐!原宿で開催中「いい人すぎるよ展」最新作「うれしいすぎるよ展+そういうことじゃないんだよ展」に行ってみた

Z世代を中心に大ヒットしている「いい人すぎるよ展」のシリーズ最新作「うれしいすぎるよ展+そういうことじゃないんだよ展」が、大阪会場、名古屋会場に続いて東京・原宿で2024年4月29日にスタート。
「ビニール袋を一発で開けられた時」「自分が撮った写真を友達がアイコンにしてくれた時」など、日常で遭遇したら思わずうれしくなるような作品が並ぶ「うれしいすぎるよ展」と、
「懇親会の参加は自己判断にゆだねます」や「結局店員さんが横で操作してくれるセルフレジ」などツッコミたくなるような作品が並ぶ「そういうことじゃないんだよ展」を、めざましmediaスタッフが取材。それぞれの展示会で面白かった作品5選をご紹介します。

【画像16枚】「うれしいすぎるよ展+そういうことじゃないんだよ展」の作品を見る

展示を見る前から楽しめる!?『うれしいすぎるよ展』

さっそく受付を訪れると、渡されたのは『関係者PASS』。

取材のために渡されたのかと思いきや…
実は来場者全員に配っているシールとのこと。
“展示会の関係者として案内された時”の特別感と優越感に浸れて、いきなり“うれしいすぎるよ”を味わえました。

そんな、会場に入る前から誰かのうれしいと感じる瞬間をユニークな方法で展示する『うれしいすぎるよ展』。
数々の展示品の中で、筆者(20代前半・女性)が特にうれしいと感じた、おすすめの“うれしいすぎるよ”を5つ紹介します。

①ひそかに得した気分の“うれしいすぎるよ”

1つ目は文章だけが書かれたシンプルなもの。

「自分は1時間待ちで乗ったアトラクションが、乗り終わった時には2時間待ちになっていた時」

皆さんもテーマパークに行った時に、一度は同じような経験があるのではないでしょうか。
自分だけ待ち時間少なく乗れたと思うと、2時間並ぶ人には申し訳ないけど、ひそかに得した気分で優越感に浸ってしまいます。
これは確かに、“うれしいすぎるよ”ですね。

②モヤモヤが快感に変わる瞬間の“うれしいすぎるよ”

2つ目は文章とそのときの再現イラストが描かれたもの。

「プールで耳に入った水が、ジュワッて抜ける瞬間」と、耳から水が出て気持ちよさそうな顔をする男性が描かれています。

耳に入ってしまった水は簡単にすっきりと出すことは難しいですが、めげずに頑張ると出た瞬間、ちょっとした快感が生まれますよね。
あの爽快感…“うれしいすぎるよ”です。

③不意に絆を感じた瞬間の“うれしいすぎるよ”

3つ目の筆者おすすめ “うれしいすぎるよ”は、「友達が自分の下の名前まですらっと書けた時」という再現写真付きの作品です。
写真には、女性が何かを記載している横で、その様子を見る友人と思われる女性がいます。

筆者も名前が難しいので、漢字でスラスラ書ける友人に出会えたことは少なめ。
実際に書けた友人がいた時は、「書けるんだね!」と口に出して喜んだこともありました。
なのでリアルに「これは“うれしいすぎるよ”ね」と共感できました。

“あの箱”がすぐに空に…“うれしいすぎるよ”な瞬間 ④センスが褒められた気分の“うれしいすぎるよ”

4つ目は、実際に置かれたモノを見て、共感してしまう作品を紹介。
空っぽになった箱が置かれ前には、「持って行ったお土産のお菓子が、すぐに無くなった時」と書かれたボードが。

(みんな喜ぶかな、それともあまりうれしくないかな…)と悩んで選んだお土産が、あっという間になくなると、買ってよかったな~と思いますよね。
お土産選びのセンスが褒められたようで…“うれしいすぎるよ”です。

⑤授業中に訪れる“うれしいすぎるよ”

5つ目は、誰もが懐かしいと感じる国語の教科書とともに書かれた「国語の音読が短いセリフだけだった時」というものです。

学校の授業で先生から読んで下さいと言われて、ちょっと嫌だなと感じる時間を経験した人は多いのではないでしょうか。
正直音読が面倒くさかった筆者自身も、すぐに読み終える文章だった時は、喜びを感じたことがありました。
個人的に“うれしいすぎるよ”認定です。

番外編 ユニーク展示はまだまだ続く!

また会場内には「こちらのコンテンツは外からお楽しみください」と記載された、引き戸があるエリアを発見しました。扉を開けてみると…?

中には居酒屋の個室を再現したような空間が…一体どういうこと?
机に置かれたパネルを見てみると
「遅刻だと思って慌ててお店に入ったらまだ誰も来てなかった時」と書かれていました。

それを見てから、改めて誰もいない居酒屋風の個室空間を眺めると…どこか安心した自分がいました。 「間に合った…良かった~!これは“うれしいすぎるよ”」

ちなみに今回、入り口近くでは『うれしいすぎるよ展+そういうことじゃないんだよ展』の両方のグッズが販売されています。
友達に「展示会グッズ?素敵~」と注目されたら“うれしいすぎる”、イラストステッカーやキーホルダーなど用意されているので、チェックしてみてくださいね。

全然理解できない!?『そういうことじゃないんだよ展』 全然理解できない!?『そういうことじゃないんだよ展』

続いては、隣の建物で同時に開催されている『そういうことじゃないんだよ展』へ。

会場内には『うれしいすぎるよ展』と同様に、写真やイラスト、モノが置かれた展示品が並んでいました。

展示品を見ていると、訪れたお客さんたちは「言われたことある?」「つい最近言われたことあるよ!」といった会話や「頭の中で引っかかるよね…」など、さまざまな声が聞かれました。

ここでも、筆者が「そういうことじゃない!」と言いたくなる作品や思い当たる出来事を含めた、おすすめ5つを紹介します。

①「書いてある」って…“そういうことじゃないんだよ”

1つ目は、何かを組み立てる途中で諦めたような様子のイラストの上に、吹き出しで書かれた「説明書読めば全部ちゃんと書いてあるよ」のフレーズ。

新しい家具などを購入して、いざ説明書を読むと理解しがたい手順が書かれていること、ありますよね。
というかむしろ筆者は、今までわかりやすいと感じられた説明書になかなか出会えたことがありません…。
そんな不器用な筆者に「説明書読めば全部ちゃんと書いてあるよ」と言われても…“そういうことじゃないんだよ”!

②ズボラ料理…?“そういうことじゃないんだよ”

続いて2つ目は、机に食材をいくつか並べて料理をする姿が描かれた「20分で作れる!ズボラ楽ちん料理」です。

そもそも20分だと、忙しい時間には間に合わないと感じますよね。
SNS上にアップされる料理の動画で、“簡単に作れる楽ちんレシピ”を見たら、準備や工程がかなりあることも…。
料理は好きだけどラクも求めたい筆者には、まさに“そういうことじゃないんだよ”でした。
ただ料理が得意な人にとっては、食材の数や20分の時間も捉え方が変わってくるかもしれませんので、楽ちんかどうか意見が分かれそうですね。

どうせ○○…お化け屋敷の“そういうことじゃないんだよ” ③説得の仕方が…“そういうことじゃないんだよ”

3つ目は、怖がる相手の横でニコニコしながら「お化け役やってるの、どうせ人間だから大丈夫だよ」と話しているイラストです。

筆者はお化け屋敷が好きでよく行くのですが、行きたい時に、怖がる友人を説得する際に使ってしまいがちのワードです。
相手にとっては“そういうことじゃないんだよ”とツッコミたくなる気持ちがあるんだろうなと気づかされました。
“そういうことじゃないんだよ”…そうだったのか…!

④なぜ「これなら」と…?“そういうことじゃないんだよ”

4つ目は、居酒屋で目の前に座る男性がこちらを見て、料理を指さしながら「苦手でも、これなら食べられると思うよ」と言っている写真。

苦手な食べ物はどんな味付けや調理方法であれ、「嫌なモノは嫌!」と言いたくなりますね。
なぜ「これなら食べられる」の…?
こちらも説得の仕方が“そういうことじゃないんだよ”だと共感しました。

⑤相手の気持ちになって…“そういうことじゃないんだよ”

5つ目は、会場内で下にふと目線を落とした時に発見した「ゴキブリからしたら、うちらの方が怖いでしょ」と書かれたパネル。
ゴキブリの高さに合わせたと思われる位置に展示されていました。

ゴキブリからしたら、人間の大きさに怖がるかもしれませんが、筆者含めゴキブリが苦手な人からすれば、「いやいや全然別の話!」という気持ちです。
ゴキブリの気持ちになれたらきっと苦手も克服でき…“そういうことじゃないんだよ”。

「これはうれしい!」と気分が高まったり、「あ~こういうこと言ってくる人いるな~」と思わず苦笑いしたり、たくさんの共感を楽しめた展示会。
今回は1人取材だったため、もう1度友人などと一緒に訪れ一緒に笑って、“うれしいすぎる”時間を楽しみたいと感じました。

『うれしいすぎるよ展+そういうことじゃないんだよ展』

期間:4/29(月)~6/2(日)
場所:MIL GALLERY JINGUMAE(東京都渋谷区神宮前4丁目25−28)
営業時間:10:00~21:00(最終入場20:30)
料金:1500円

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