常磐道下り守谷SA GW移動に時短グルメ 手軽「タイパメシ」PR 茨城

各店舗に設置された「タイパメシ」をPRするポップ=守谷市野木崎

大型連休で混み合う高速道路の利用者に対し、手軽に食べられる「ご当地グルメ」をアピールしようと、茨城県守谷市の常磐自動車道下り線守谷サービスエリア(SA)は、タイムパフォーマンス(時間対効果)のよいグルメ「タイパメシ」を販売している。目的地への移動時間を短縮しつつ各地のグルメを楽しんでもらう狙いがあり、SAなどを管理するネクセリア東日本が企画した。

高速道路が渋滞する大型連休中は、利用者のSA滞在時間も短くなる。同社は、手軽に食べられ、短い時間で食べられるグルメを「タイパメシ」と名付けた上、一つのSA内の5品を選んだ。店頭には「タイパメシ」と描かれたポップを設置し、客が一目で分かるようにした。

守谷SA内の商業施設「パサール守谷」では①ちぎり餅(祝や米八)②石窯焼きカレーパン(PAiN au TRADITIONNEL)③焼き鳥盛り合わせ(麻布あさひ)④南国酒家のチャーシューまん(南国酒家 南包子)⑤特製大山メンチ(肉の大山)-の5品を紹介。メンチカツを購入した50代女性は「おなかがすいたので、すぐに食べられると思い選んだ」と話した。

同社の担当者によると、大型連休の間は国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)のネモフィラや、大洗方面へ向かう利用客が多く、来館者数は通常の2倍近くになるという。混雑のピークは午前中から昼過ぎで、屋外のテーブルを増やすなど工夫している。

同社営業開発課の清宮淳子さんは「『タイパメシ』を満喫しながら、ドライブを楽しんでほしい」と話した。

「タイパメシ」は守谷のほか、関越道下り線上里SAと東北道下り線羽生パーキングエリア(PA)でも提供され、5品をそれぞれランク付けしたパネルも掲示されている。

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