観光客の動向をデータで把握 「秋田県観光DMP」運用開始

県内各地域の季節ごとの観光客数などが確認できる「秋田県観光DMP」の画面(県提供)

 秋田県は、観光に関するさまざまな情報を集めたデータベース「秋田県観光DMP(データマネジメントプラットフォーム)」の運用を始めた。地域別の宿泊者数のほか、居住地や年代、性別といった旅行者のデータを県内宿泊事業者などに公開する。客観的なデータを活用し、さらなる観光客の呼び込みにつなげたい考えだ。

 県観光DMPには県が市町村から聞き取った観光に関する調査や旅行者へのアンケートの結果、県公式観光サイト「アキタファン」の閲覧状況などを「県内観光データ」としてまとめている。DMPを利用する宿泊事業者からも利用客数などの情報を提供してもらう。データを提供しても個人や事業者は特定されない。

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