遠藤航は構想外か リバプール新指揮官が中盤強化にまな弟子MFの獲得を要請

遠藤航

イングランド・プレミアリーグの名門リバプールを指揮することが確実視されるアルネ・スロット氏がクラブ側に守備的MFの補強を要請し、現所属の日本代表MF遠藤航(31)の処遇が注目されている。

地元メディア「ライジング・ザ・コップ」によると、ジャーナリストのグレアム・ベイリー氏がリバプールについて「改善が必要なポジションの一つは守備的MFだ」と指摘。その上で遠藤について「素晴らしい仕事をしてきたが、最近になって彼の限界が明らかになってしまった。代役となるエリートとの契約を試みる可能性がある」と伝えていた。

そんな中、スペインメディア「FICHAJES・NET」は「移籍市場は本格化しており、リバプールはフェイエノールトのマッツ・ウィーファーの争奪戦に加わった。スロット氏は来季に向けて中盤の強化が必要とし、クラブに要求した」と報道。名門クラブは昨年、オランダ代表デビュー果たした24歳の守備的MFに照準を合わせているという。

すでに同リーグのマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスル、トットナムに加えてスペイン1部バルセロナが獲得を狙う逸材だ。リバプールも獲得に全力を注ぐ構えでいるが、恩師がチームを率いることになれば、交渉も有利となるはずだ。

ただ、新指揮官候補が守備的MFの補強を要求したことからも遠藤の立場は微妙となりかねない。今季のパフォーマンスは高く評価されているものの、監督が代われば役割も起用法も変わる。2027年夏まで契約はあるが、ベイリー記者が指摘したように構想外となる可能性もある。今後の動向が気になるところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社