「宿メインでのんびり過ごしたい」
「出張や観光で出歩くからほぼ寝るだけ」
など、ホテルに泊まる目的はさまざまですが、どちらにしても客室の快適さは重要ですよね。
旅がらみの仕事や通常の出張でホテル泊の機会が多いライターとして、快適なホテルの条件を考えてみました。
それは、ちょうど先日泊まったホテルがとても快適だったから…！
兵庫県の神戸ハーバーエリアにある「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」に泊まって感じたその条件をご紹介しようと思います。
■条件①客室内の動線にムダがない
出張だったり、テーマパークや観光で外出しっぱなしだったりたとえ寝に帰るだけだったとしても、客室の動線は「快適さ」に大きく関係すると個人的には感じています。
例えば、客室の照明スイッチの位置。
寝ようとしたときに「電気どこ？」と探し回った経験、ありませんか？
ヘッドボードにスイッチがまとめられているホテルもあるにはありますが、間接照明だけ個別にスイッチがついているケースもかなり多いです。
ひとつずつ消して回るのは、意外と手間に感じることも…。
その点、神戸メリケンパークオリエンタルホテルはデスク側の間接照明も含めてすべてヘッドボードにスイッチがまとまっていて秀逸。
（泊まった客室はコンフォートツインですが、部屋タイプによっては仕様が異なると思います）
これまでさまざまなホテルに宿泊してきましたが、このシステム、意外とレアなんです。
動線に関しては、他にも「洗面台とトイレが近い場所にある」こともポイント。
ごく稀にですが、トイレだけポツンと別の場所に設置されている客室もあります。トイレの後、手を洗うという流れを考えると、洗面台が離れているとそれだけ手間がかかるんです。
■条件②心地よいアメニティがそろっている
ここでいうアメニティは、主に布製品のこと。
パジャマやタオルの品質がいいと、ホテル滞在がぐんとランクアップします。
今回、特によかったのがタオル…！
ホテルタオルはコットンのふわっと厚めのものが一般的だと思うのですが、ここのタオルはシャリっと感強め。適度に薄くて拭きやすい。
チェックアウト時にホテルスタッフさんに聞くと、パイル部分は竹100%なのだそう。
そして、「ORIENTAL MARKET」というオンラインショップで販売されているとのことでした。
今まさにタオル難民の私。
これを機に竹タオルへの入れ替えを検討しています。
５月11日からはホテル内にオープンする「ORIENTAL MARKET」の実店舗でも販売されるそうで、今回の滞在に間に合わず残念！
パジャマもワッフル素材でサラッとしていて着心地良好でした。
■条件③PCやスマホの充電がスムーズ
旅ではスマホやモバイルバッテリーの消耗が激しいですよね。
私は客室でもパソコンで仕事することが多いので、電源確保は至上命題です。
先ほどの動線にも関係してきますが、コンセントの位置は超重要。デスクまわりでパソコンを充電できるのかどうか、チェックイン時にすぐ確認します。
あと、意外に盲点なのがUSBポートの有無。
USBポートがないホテルもまだまだ多く、電源タップを1個しか持っていない場合は複数のデバイス充電ができません。
神戸メリケンパークオリエンタルホテルにはヘッドボードやデスクまわりにUSBポートがたくさんある上、充電ケーブルも置いてあり至れり尽くせりでした。
USBポートの有無やコンセントの数は実際にチェックインするまで分からないことが多いため、私はUSB電源アダプターを必ず複数持参するようにしています。
でも次またこのホテルに泊まるならこれらは不要なので荷物が減らせる…！
余談ですが、神戸といえばやっぱり夜景。
神戸は観光スポットが少なめ、と言われているのですが景色がよければ問題なし！と思えるのは歳を重ねたせいかもしれません。
客室も、モザイク大観覧車がばっちり見える夜景ビュー。
客室の位置によりポートアイランド、神戸ポートタワー、大観覧車などと眺望が異なるようなので、次に泊まるなら別の景色を楽しみたいと思っています。
こちらの写真はホテルの公式サイトよりお借りしました！
■ コツ・ポイント
今回はリポートしたくなるホテルの条件をお届けしましたが、参考になったでしょうか？
事前に知っておく、調べておくことで、ホテルステイの快適度合いは大きく変わってきます。
そのホテルがホテルグループに属していたら、系列ホテルも同様のサービスを行っている可能性が高め。
もちろんまったく同じではないですが、あたりをつけられればホテル選びがぐんとラクになるはず。
ぜひ参考にしてみてください。
暮らしニスタ／佐藤望美さん
