日当たりイマイチな「悪条件の庭」がとびきり華やぐ!
植物を育てるとき、日当たりはとても大切な要素です。とはいえ日本の住宅事情では日当たり良好のガーデニングスペースを確保することが難しいのもまた事実。
今回は、そんなお悩みを持ちながらも、ガーデニングを楽しみたい方向けに「夏、日陰でも育つ」植物5選を参考価格などの詳細情報とともに紹介します。
日陰で育つといっても、地味な見た目と思ったら大まちがい!華やかで、魅力たっぷりの花たちを紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「夏の日陰でも美しい花が咲く植物」
- インパチェンス
- トレニア
- ヒューケラ
- シュウカイドウ
- ヤブラン
ガーデニング初心者にも育てやすい、「日陰代表」の植物たちをこのあと厳選してご紹介していきます。お気に入りを見つけたら、ゴールデンウィークは花苗を買ってきて、お庭にお迎えしてみませんか? 日当たりイマイチな「悪条件の庭」がとびきり華やぐガーデニングスペースに変身しますよ!
「夏、日陰でも育つ花」シェードガーデンを彩る多年草・一年草<厳選5つ>
インパチェンス【一年草】
- 学名:Impatiens walleriana
- 科名・属名:ツリフネソウ科ツリフネソウ属
白、赤、ピンク、複色などの華やかな色合いの美しい花を咲かせる一年草、インパチェンス。バラのような花形の八重咲き品種はとってもゴージャス。初夏から秋まで、その美しい花姿が続きます。
「日陰の女王」の異名のとおり、北向きの玄関などでも育てることは可能ですが、適度に日光を浴びた方が花つきが良くなりますよ。
※参考価格:※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
トレニア【一年草】
- 学名:Torenia
- 科名・属名:アゼトウガラシ科ツルウリクサ属
暑い夏に日陰で沢山の花を次々と咲かせる「トレニア」。品種の多さでも知られており、その数40種類程度。一年草、多年草どちらも存在し、苗を入手するものも、種を蒔くものもと様々。
冬の寒さに耐えられず枯れてしまう品種がほとんどですが、「トレニア・コンカラー」だけは、室内で冬越しさせることが可能です。
※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
ヒューケラ【多年草】
- 学名:Heuchera
- 科名・属名:ユキノシタ科ツボサンゴ属
カラーリーフの代表選手ヒューケラ。別名「ツボサンゴ」とも呼ばれます。寄せ植えのアクセントやグランドカバーにも大活躍。
カラーバリエーションが豊富で、お庭の雰囲気に合わせてチョイスできるのも嬉しいポイント。常緑性の多年草なので、美しい葉を1年中楽しむことができます。さまざまな品種を上手に組み合わせてみてもよいですね。
※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)
シュウカイドウ【多年草】
- 学名:Begonia grandis
- 科名・属名:シュウカイドウ科シュウカイドウ属
夏から秋にかけて、ピンクや白の花を垂れ下がるようにつけるシュウカイドウはベゴニアの一種。
耐寒性と耐湿性に強く、日陰の庭でもキレイに育つ多年草です。直射日光が苦手で湿気を好みます。乾燥に注意して育ててあげましょう。
※参考価格:600~1000円前後(3号ポット苗)
【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?
今回は夏の日陰で育つ植物を5種類をご紹介しました。お気に入りの花は見つかりましたか?
最後に、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
植物の特性や、適した生育環境を調べながら、お気に入りの草花を大切に育てていけたら良いですね!