2,000万円貯めた人がやっている「3分間貯め活」

「お金を貯めたい!」と思っている人は多いですが、思っているだけではお金は貯まりません。「でも、なにから手をつけていいのかわからない」という人は、ササッとできることから始めてみましょう。

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、2,000万円貯めた人がやっている「3分間貯め活」について解説します。

冷蔵庫から賞味期限切れの食材を出す

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冷蔵庫をギュウギュウに詰め込んでいる人はお金が貯まりません。冷蔵庫の中身をチェックして、賞味期限切れのドレッシング、ピザ用チーズ、ウインナー、チューブ入りの薬味などを処分。お金を出して買ったものを捨てるのは、お金を捨てるのと同じ。自分がムダにしてしまった食材=お金を自覚しましょう。

財布からレシートを出す

財布がレシートでパンパンの人はお金が貯まりません。財布からレシートを出して、ついでにレシートを見ながら、買ったものと値段をチェック。「これはムダだったかも」「これは買わなくても済んだかも」というものにマーカーを引きます。ムダな買い物を意識して、次回に活かしましょう。

固定費を書き出す

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住宅ローン、家賃、水道光熱費、生命・医療保険の保険料、スマホ代、サブスク代、子どもの習い事代など、1カ月の固定費をノートに書き出します。書き出すことで、普通に生活するだけで1カ月にかかるお金がわかります。

キャッシュレス決済の利用履歴にアクセスする

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クレジットカードやコード決済などキャッシュレス決済は財布からお金が減らないので、お金を使った意識が希薄になりがちです。キャッシュレス決済の利用履歴で確認してみましょう。パスワードを忘れてアクセスできない人は、この機会に新しいパスワードを設定して、利用履歴のチェックを習慣づけましょう。

先週買った3,000円以上の物を見直す

先週買った1個3,000円以上の物や1回3,000円以上の外食を紙に書き出します。思い出せない場合は、レシートやキャッシュレス決済の利用履歴で確認してもOK。忘れていた出費や思い出せなかった出費がいくつあるかを数えることも貯め活のひとつ。お金は「なんとなく」使うのではなく、「意識して」使うようにしましょう。

まとめ

2,000万円貯めた人が習慣的にやっていることを真似してみましょう。なかなかお金が貯まらない人は、「貯め活」でお金を貯める練習から始めてみませんか?

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

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