被災した金沢市のライブバー救済CFが目標額達成 EARTHSHAKER・SHARAらが協力

石原〝SHARA〟愼一郎(右)と寺沢功一

能登半島地震で被災した金沢市のライブのできるROCK BAR ashを救済するためのクラウドファンディングが開始直後に目標額を達成し、注目されている。

出資者へのリターンは、「EARTHSHAKER」のギタリスト石原〝SHARA〟愼一郎作曲のCDだ。

SHARAは「延々と続いたコロナと、正月早々の震災のダブルパンチで金沢のライブバーashが風前の灯と知り、曲を書いた。声をかけたいろんなミュージシャンが二つ返事でノーギャラでの演奏をOKしてくれたのは、マスター池田さんの人徳だね。まだ途中だけど、これでもか!なツインボーカルに、火花散るソロバトルと盛り沢山な内容だよ。仕上がりをお楽しみに」と語る。

SHARAと「PUNISH」で活動するボーカリスト久保田陽子が作詞。「SABER TIGER」の下山武徳とのツインボーカルだ。

また、PUNISHのベーシストの寺沢功一は、「ashとのお付き合いは、もう10年ぐらいになると思います。酔っぱらってお店にご迷惑をかけたこともありましたね。そんなことがあってもオーナーはいつでも優しく迎え入れてくれます。ミュージシャンの立場や気持ちをいつも感じ取って理解してくれるライブハウスなんです。今回集まったミュージシャンはみんな、心を込めてレコーディングしました。皆さん、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします」とアピール。

ashを営む池田徒也さんは「16歳で衝撃を受けるライブを見ました。それがEARTHSHAKERでした。あれから40年。コロナの影響が抜けないうちに元日の地震で追い打ちをかけられました。閉店の危機、そんな時に憧れのSHARAさんから楽曲提供いただき、今回のクラウドファンディングに至りました。多くの方にご協力いただき、感謝しかございません。この気持ちを忘れることなく、これからも金沢でライブのできるBARを続けていきたいと思います」と話している。

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