ヘンリー王子の訪英は単独ホテル泊 チャールズ国王やウィリアム皇太子と対面予定もなし

ヘンリー王子(ロイター)

ヘンリー王子は8日に訪英し、英セント・ポール大聖堂でインヴィクタス・ゲーム10周年記念礼拝に参加する予定だが、ウィンザー城への滞在はないことが分かった。英各メディアが2日までに報じた。

ミラー紙によるとヘンリー王子は王室時代のフロッグモア・コテージを2023年6月に退去して以来、英国内での滞在場所を失った。昨年9月に訪英の際にはウィンザー城に滞在したいと王室に要請したが「通知不足」を理由に王室に拒否されたという。

それ以来、ヘンリー王子は王室の公邸に滞在しておらず、来週の訪英の際には再びホテルに滞在する予定だという。妻のメーガン妃はロンドンでのインヴィクタス・イベントの数日後に計画されているナイジェリアへの非公式ロイヤルツアーの準備のため米国に残るため、今回の訪英には同行しない。ある王室関係者は「ヘンリー王子はとてもさびしい思いをしている」と証言している。

またメール・オン・サンデー紙のロイヤル編集者、シャーロット・グリフィス氏はGBニュースに対して、ヘンリー王子の両親が結婚式を挙げたセント・ポール大聖堂でのイベントだったことを考えると「そばに家族がいてくれたらどんなにうれしかっただろう」と語った。

さらに同氏は「メーガン妃は彼を1人で(英国に)残すのですが、周りに友人もいない。家族もいない。王室の上級メンバーもいない。本当に孤独な男の肖像を描くことになるのだと思います。そして、彼と一緒にいるはずの妻もいません」と続けた。

今回もチャールズ国王やウィリアム皇太子と対面する予定はないとされる。ナイジェリアでメーガン妃と合流するとはいえ、孤独でさびしい訪英となりそうだ。

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