「フランスではあり得ない日本の電車のすごいところ」 フランス人が衝撃を受けたこととは

日本の電車のすごいところについて語るオレリアンさんのお母さん(画像はスクリーンショット)

鉄道大国といわれる日本。乗客を安全かつ定刻通りに目的地へ運ぶ質の高いシステムが、世界から注目されています。しかし、時間通りに運航する裏には、日本人の譲り合いの精神も一役買っているでしょう。日本で暮らすフランス人YouTuberオレリアン・プダさんの両親は、昨年訪日した際、混雑する東京の電車を利用して驚いたことがあったそうです。両親が語った「フランスではあり得ない日本の電車のすごいところ」をインスタグラム(bebechan_france)で紹介し、反響を呼んでいます。

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「混雑した状況でもスムーズに歩けるのが印象的」

日本滞在をオレリアンさんの両親が振り返る人気シリーズ。今回のテーマは、「フランスではあり得ない日本の電車のすごいところ」です。

「混雑した状況でもスムーズに歩けるのが印象的だった」と切り出したお母さん。日本の駅構内では、階段に左側通行と掲示されていたり、朝のラッシュ時など時間帯によって駅員が一方通行を案内したりします。

また、新宿駅のような大きな駅では「ラウンドアバウト(環状交差点)」と呼ばれる、柱やエレベーターなどを中心に反時計回りに一方通行とする方法も。こうすることで、接触や転倒といったトラブル発生を抑制し、安全かつスムーズに通行できます。

お母さんは「満員電車は大変だったわね(笑)」と苦笑を浮かべながらも、人が多くてもスムーズに移動ができることに感心したようです。さらに、「時間通りに来るのは本当にすごいわ。それに本数がとても多いの!」と、都会ならではの便利さに感動したようです。

「あの人数が車内に入れるから驚き」

もちろん、スムーズに乗り降りできるのは駅構内の工夫だけでなく、利用者のマナーの高さも関係しているでしょう。お父さんは「どんなに混んでいてもホームで列を作るのも素晴らしかった。ラッシュ時間でもね。あの人数が車内に入れるから驚きだよな」といいます。

それに対して、「降りる人を優先していて、素晴らしいと思ったわ」とお母さん。日本では当たり前の光景ですが、日本を訪れた外国人にとっては不思議で、驚きの光景に映ったようです。

投稿は反響を呼び、「日本では当たり前の光景も海外の方から見るとそんなにも素晴らしいことなのですね」「日本の素晴らしいところ。改めて勉強になります」など、コメント欄に多くの声が寄せられています。

ほかにも駅で驚いたこととして、改札に駅員がいて「何かあったときに相談できる」と話すお父さんに続いて、すかさず「(駅員さんが)優しいの!」と話したお母さん。日本のホスピタリティを感じてもらえたようでうれしいですね。

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