【水谷加奈の劇場型恋愛体質】なんでそこでサバ読む!!

文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。
アナウンス部長・水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴っていく。

―5月3日(金)配信分―

4時間近くスタジオに入りっぱなしだったあとでスマホを確認したら着信アリ。
見ると、【●●警察署】と相手先が表示されました。警察から電話ってビックリします。
私のスマホは留守電にならないので事情がわかりません。
前日に息子が自転車のカギをかけ忘れて盗まれたので、もしかして見つかったのか?とも……。
急いで折り返したのですが、
「電話をおかけした担当者が誰だかわからないんです。またおかけするはずなので待っててください」
それっきり2週間ほど音沙汰なし。忘れた頃にかかってきました!
「息子さんのリュウジさんなんですが……」
「あ。はい……」(え? なにかやらかしたのか!)
「●日の深夜0時過ぎに●●公園でひとりでサッカーボールを蹴っていましてね。声をかけさせていただいたんです」
「そうだったんですね」(ほっ……)
「今回は学校には報告しませんので……」
「え? 学校に報告? あの。ホントはダメなんですか?」
「はい。青少年条例で23時から朝4時までは保護者なしで外出してはいけないことになっているんです」
(え? 条例? そうなの? 知らなかった! それに夜中出かけているのも気が付かなかったなあ。
にしても夜中の外出といい自転車の盗難といい、あいつちょっとシメないとダメだな)
と思っていると、最後に私の名前や連絡先を確認されて、
「息子さんからお母さまの年齢50歳とお聞きしていますが間違いないですか?」
え! なんであいつそこで6歳もサバ読んでくれてるんだ!?
怒る気が失せてしまいましたとさ。

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