鈴木優磨が2ゴールの活躍!鹿島が元気のない湘南下しリーグ連勝飾る【明治安田J1第11節】

明治安田J1リーグ第11節、鹿島アントラーズvs湘南ベルマーレが3日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島が3-1で勝利した。

前節ガンバ大阪相手に2-1で勝利を収めて6位に浮上した鹿島は、その試合からのスタメン変更はなし。鈴木優磨が1トップを務める[4-2-3-1]の形を引き続き採用している。

一方、前節北海道コンサドーレ札幌相手に3点差を追いつく気迫を見せるも、リーグ8試合勝利がない湘南。その試合からシステムは[4-4-2]で変わらずも、馬渡、杉岡、奥野、阿部に代わってソン・ボムグン、畑、茨田、福田が先発を務めている。

試合は湘南が積極的な入りを見せるが、鹿島も慌てず対処し拮抗した展開に。17分には湘南がロングカウンターからゴールに迫るも、GK早川が落ち着いてボールをキャッチした。

24分には湘南の右サイドの攻撃からルキアンがシュートを放ったが、うまくミートできず。やや押され始めた鹿島は試合のコントロールに苦戦し、ファールで止める場面が目立ち始める。

それでも、徐々にボールを握り始めた鹿島だが、湘南の集中したブロックを前に中々チャンスを作り出せず。両者とも思うようなチャンスは作れないまま、ハーフタイムとなった。

後半開始からチャヴリッチを投入し、攻撃のスイッチを入れにかかる鹿島。すると50分、右CKは一度湘南にクリアされるも、ボールを拾った仲間がボックス内へ浮き球のパス。チャヴリッチが頭で折り返すと、最後は鈴木優磨が競い合いを制してヘディングシュートを叩き込み、先制点を挙げた。

出鼻をくじかれた湘南は、55分に右サイドからのクロスにルキアンが頭で合わせるも枠外に。鹿島攻勢の時間が続くと62分、左サイドでFKを得ると名古のキックにボックス中央でフリーになっていた鈴木優磨が落ち着いて右足で合わせ、2点目を記録した。

畳みかける鹿島は67分に早川のロングキックを左サイドの鈴木優磨が受け、ロングカウンターが発動。鈴木優磨が持ち運んでクロスを上げると、ボックス中央に走り込んだチャヴリッチが頭で合わせて3点目をゲットした。

一矢報いたい湘南は85分、ボックス内に進入した山田が柔らかなタッチから石井にパス。強烈なシュートはGK早川がセーブするも、福田がすかさずこぼれ球を詰めて1点を返した。

前節のような同点劇を目指したい湘南だったが、守りに入った鹿島を前に得点の機会を見出せず。そのままタイムアップとなった。

勝利した鹿島はリーグ戦連勝と好調を維持。一方の湘南は2試合連続3失点と守備に難を抱えており、これでリーグ戦9試合未勝利となっている

鹿島アントラーズ 3-1 湘南ベルマーレ
【鹿島】
鈴木優磨(後5、後17)
チャヴリッチ(後22)

【湘南】
福田翔生(後40)

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