【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?
暖かい春の陽気になりました。植物たちは生長スピードをあげて健やかに育っていきます。5月の爽やかな風を受けながら、お庭に新しい植物を迎えてみませんか?
ガーデニング初心者の人ならば、お手入れが比較的簡単な多年草からスタートしてみるのもおすすめ。その植物に合う環境に植え付けてあげれば、そのあと何年もキレイな花を咲かせてくれます。
今回は「植えたらほぼ勝手に育つ」多年草の植物を3つセレクトして、参考価格などの情報とともに紹介します!
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
この記事で紹介する「植えたらほぼ勝手に育つ多年草」
- キキョウ
- アスチルベ
- ガイラルディア
ゴールデンウイーク後半戦、旅行や外出の予定がまだない方は、園芸店やホームセンターなどでお気に入りの花苗を探してみましょう。各植物について、次で詳しく紹介していきます!
【多年草ガーデニング】手間いらずでもこんなにキレイ!植えたらほぼ勝手に育つ多年草<厳選3つ>
キキョウ
- 学名:Platycodon grandiflorus
- 科名・属名:キキョウ科キキョウ属
- 開花時期:6月~10月ごろ
シックな和のイメージが強いキキョウは、定番色の紫以外にも、白やピンクの美しいカラーバリエーションが楽しめます。
シンプルなたたずまいと鮮やかな色合いは、洋風の庭にも絶妙にマッチ。開花期間が長く、初夏から秋まで美しい花が楽しめるのも魅力です。
暑さに強く、日陰を苦手とするため、日当たりと風通しの良い場所で育ててあげましょう。
※参考価格:300~600円(3号ポット苗)
アスチルベ
- 学名:Astilbe
- 科名・属名:ユキノシタ科チダケサシ属
- 開花時期:5月~7月ごろ
アスチルベは、煙が立ったようなふんわりとした花穂がロマンティックな多年草。
ピンク、白、紫、赤などの優しいカラーがあります。お庭のテイストに合わせて選んでみると楽しいですね。
梅雨の長雨の下でもキレイに咲き続ける、湿気に強く日陰でも育てやすい性質を持ちます。一方、乾燥と強い直射日光は得意ではありません。湿気が多めの明るい日陰で育ててあげると良いでしょう。
※参考価格:500~1000円(3号ポット苗)
ガイラルディア
- 学名:Gaillardia pulchella
- 科名・属名:キク科テンニンギク属
- 開花時期:初夏~秋
赤やオレンジなどのビビッドなビタミンカラーの花がパッと開くガイラルディア。初夏から秋のガーデンで抜群の存在感を示す多年草です。
花つきをよくするには、日当たりの良い場所で育ててあげましょう。一年草タイプの品種もあるため、苗を購入するときには注意してみてくださいね。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?
最初に、多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。