柴咲コウ、狂気に満ちた冷たい目線を向け容赦なくナイフを振りかざす…『蛇の道』場面写真

1998年2月に日本で劇場公開された傑作サスペンス『蛇の道』が、26年の時を越えて黒沢清監督初の試みとなるセルフリメイク作品として、柴咲コウ主演&オールフランスロケで蘇る『蛇の道』が、6月14日より公開される。このほど、場面写真が披露された。

主演の精神科医・新島小夜子(さよこ)役を演じるのは、『Dr.コトー診療所』、『君たちはどう生きるか』『ミステリと言う勿れ』など話題作に立て続けに出演し、アーティストとしても昨年12月に全国ツアー「柴咲コウ CONCERT TOUR 2023 ACTOR’S THE BEST」を開催するなど幅広く活躍を続ける、日本を代表する俳優、柴咲コウ。他人の復讐に協力する謎に包まれた精神科医という難しい役どころを見事に演じる。

娘を殺した犯人を突き止め復讐することを生きがいとする男・アルベールと、彼に協力する心療内科医の小夜子。事件にある財団が関わっていることを知った2人は“徹底的復讐”を開始する。公開された場面写真は、アルベールと小夜子が財団の関係者たちを次々と拉致監禁し、拷問するシーンを捉えたもので、何者かに冷たい目線を向け、容赦なくナイフを振りかざす小夜子の狂気に満ちた姿も。医師として働く一方で、他人の復讐に協力する小夜子の本当の目的は一体何なのか。復讐の先に待つ真実とは…。

終始感情が読めず、内なる狂気を秘めたこの難役を見事に演じ切った柴咲について、黒沢清監督は「彼女の鋭く怪しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と絶賛する。自身のキャリア史上最もミステリアスな役所で、観る者に鮮烈なインパクトを与える柴咲コウの怪演に注目だ。

『蛇の道』
2024年6月14日(金) 全国劇場公開
監督・脚本:黒沢清
出演:柴咲コウ ダミアン・ボナール 西島秀俊 青木崇高
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)。偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。“誰に、なぜ、娘は殺されたのか”。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に明らかになっていく真相。“必ずこの手で犯人に報いを”。その先に待っているのは、人の道か、蛇の道か。

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