ラランド・サーヤ、「残念」8500円出演舞台がSNSで“酔っ払い炎上”の中身 超売れっ子ゆえの問題か

ゴールデンウイークも、人気お笑いコンビ・ラランドのサーヤ(28)は多忙を極めている。

サーヤがCLR(クレア)名義で参加している5人組バンド「礼賛(らいさん)」は、4月22日から5月30日にかけてワンマンツアー『ピークタイム』(全10公演)が開催中。同バンドは4月28・29日、5月3・4・5日に千葉市蘇我スポーツ公園で開催されている野外音楽フェス『JAPAN JAM2024』の29日公演にも出演した。

「ラランドは、本業であるお笑い単独ライブ『爆爆』も5月2日から6月2日にかけて行なわれます。テレビのレギュラー番組も充実していて、サーヤさん単独では『沼にハマってきいてみた』(NHK)のMC、不定期番組の『はなしちゃお! ~性と生の学問~』(NHK)の番組レギュラーでもあり、本当に大忙しですよね」(ワイドショー関係者)

YouTubeチャンネルも『ララチューン【ラランド公式】』が100万回再生を突破する回が珍しくなく、元テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行氏の大人気YouTube番組『NOBROCK TV』の常連だったりと絶好調。そのほかにも多くのバラエティ番組にゲスト出演するなど多忙を極めている。

「仕事が絶えることのないサーヤさんですが、スケジュールを詰め込みすぎてしまったのか……彼女が出演した4月中旬の舞台『AGASA』が、SNS、主にX(旧ツイッター)で“炎上”とも言える事態になっているんですよね」(前同)

■アドリブの推理劇ゆえ酔っているのが演出かどうかも……

4月18日に、EX THEATER ROPPONGI(東京・六本木)で上演された、ミステリー舞台の『AGASA』。案内人となる松丸亮吾(28)とアルコ&ピース・平子祐希(45)が用意した珠玉のミステリーを参加者が解き明かす、即興の推理劇で、参加者が本人役としてミステリーの世界に入り事件の犯人を推理する、斬新なプロジェクトである。昼公演はゲーム配信者チーム、夜公演は芸人チームが登場したが、サーヤが出演した夜公演に、観客から怒りの声が上がっているというのだ。

夜公演はサーヤ以外にさらば青春の光・森田哲矢(42)、狩野英孝(42)、三四郎・小宮浩信(40)、平子の相方である酒井健太(40)が出演していたが、Xには『AGASA』に対して、

《サーヤさん、あの泥酔は頂けなかった。突然笑い出したりして雰囲気壊して凄く気になった。後、松丸くんが終始大変そうだった》
《ファンだからこそサーヤが酔っ払って舞台に立ったことが腹立たしく、最後までヘラヘラしているだけで笑いもなく、これは返金してもいいレベルで全体通してグダグダ過ぎました》
《トリックは難しくなかったけど、サーヤとアルピー酒井が大分ノイズになってた気はする…》
《AGASA芸人回のアーカイブ、色々あるけど特に最後の熱演をサーヤがクスクスずーっと笑ってるの余りに不快すぎて観るのやめた昼回あんな面白かったのに残念すぎる》

といった“残念”や怒りの声が多く寄せられてしまっているのだ。

舞台をアーカイブ配信で観劇した芸能プロ関係者は話す。

「サーヤさんは、アルコールの入った状態で舞台に立っていたんです。でも、べろんべろんの泥酔状態というわけではなく、ほろ酔いの少し先という感じで共演者ともコミュニケーションは取れていましたが……」

舞台の序盤、サーヤは松丸に酒臭さを指摘され、「1個前の収録」で酔っていたことをカミングアウト。中盤の謎解きタイムでは森田がサーヤを「こんな状態で出ない。プロとしておかしい」と冗談半分にイジる場面もあったという。

本編終了後、観客へ挨拶をする場面ではサーヤが、

「お酒を飲んでたのは何の伏線でもありません。本当に1個前の仕事が、テレ東の深夜の、酒飲まなきゃいけない収録でした。ややこしいマネしてすみません」

と、話す姿もあったという。

「グダグダになっていたのはサーヤさんだけの責任ではありません。アドリブ劇のためだった、としか言えないのですが、特に序盤は松丸さんが頑張って軌道修正している感もありましたね。

サーヤさんはちゃんと謎解きに参加していたし、舞台が破綻するようなことはありませんでした。台本を読み上げる際は、むしろ出演者でいちばん演技が上手かった。

ただ、どこか千鳥足で緊迫したシーンでもへらへらしていたり、スタッフから水を差し入れられる姿もありましたね。アドリブで謎解きというシチュエーションのため、“酔っ払い”は伏線なのか本当の話なのか出演者も分かっていなくて、終了後の挨拶まで半信半疑だったお客さんもいたのではないでしょうか」(前同)

■リアル観劇と配信との温度差

Xが荒れている一方で、本公演を配信した『PIA LIVE STREAM(ぴあライブストリーム)』のチャット欄は、大荒れというほどではなかったという。

「“スケジュールをしっかりして欲しい”など不満の声がゼロだったわけではないですが、Xほどではなかったですね。実際に現地で観劇したファンとは温度差のようなものを感じますが、それも無理からぬ話かもしれません。配信はシステム利用料込で3720円でしたが、リアル観劇は全席指定8500円。決して安い値段ではありませんからね」(前出の芸能プロ関係者)

加えて、舞台の本番は18日は平日の木曜日。なんとか仕事を終わらせて、サーヤ目当てに開演の19時に六本木に足を運んだ人も多かったと考えられる。

「サーヤさんは上智大学出身というお笑い界屈指のインテリで、現在はラランドの個人事務所『レモンジャム』の社長も務めているキレ者。お笑い番組でもボケにツッコミにキレキレで、高いお笑いポテンシャルが評価されていますよね。

そんなサーヤさんが、キレキレの推理を披露したり、自由奔放な共演者を上手く仕切る――そんな場面を観劇したお客さんは期待していたのではないでしょうか。なのに、登場したサーヤさんは酔っていていつもとは違い、ガッカリしたファンが怒ってしまったと。実際、Xでは“サーヤが好きだから行ったのに”という論調の声が目立ちますね」(前同)

公演前に飲み番組の収録を入れるという点に、《個人事務所なんだから、そこのスケジューリングはしっかりしてほしい》という声もある。

弊サイトはレモンジャムに、サーヤのスケジュール面のことなどについて電話およびメールで取材を申し込んだが、回答はなかった。

「サーヤさんが最後の挨拶で観客に話していたことから察するに、酔って出演したのはスケジューリングのミスが原因だったのでしょうね。ただ、彼女は超売れっ子です。トークも面白くて場も回せる、制作サイドが使いたくなるタレントですよね。そのため仕事のオファーは過密状態で、スケジュールを切るのもかなり難しいのでしょう。

ただ、舞台に来た観客はその日を楽しみにしてきた人たち。時間を割いて、安くないチケット代を払って来てくれたわけで、その方たちが“残念”と感じてしまうのは、本人にしても本意ではないでしょうね」(前同)

多くの売れっ子タレントが直面するであろうスケジュール問題。売れっ子である限り付き合い続けることかもしれないが、ラランドとサーヤには今後のさらなる活躍を期待したい。

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