ヘンリー王子に辞任要求! インヴィクタス・ゲームがメーガン妃の関与に猛反発

見つめ合うヘンリー王子とメーガン妃(ロイター)

ヘンリー王子が、自らが2014年に設立したインヴィクタス・ゲームで要職から辞任するよう求められているという。軍の「暗黙のルール」に違反したとの非難を受けたことが理由とされている。3日に英紙エクスプレスなどが報じた。

ヘンリー王子は負傷者や病気の軍人を支援するためにこのイベントを設立したが「当初の目的から逸脱している」「本来の目的を失った」などの理由で、最近になって約2000人の元軍人および女性が大会から脱退したと伝えられている。メーガン妃が関与するようになったことで、退役軍人らからそのあり方をめぐり批判の声が噴出。王子の辞任を求める声も出ているという。

同イベントは世界的に高く評価されてきたが、メーガン妃の参加と王室色の濃さなどによって大会の評価が急落した模様で元軍人からは「誰も(妃の)スピーチなど聞きたくない」という声も上がっているという。

王室作家のトム・クイン氏はミラー紙に対して「インヴィクタス・ゲームには多くの良質な宣伝が必要だ。そのような宣伝は、波紋を起こさない忠実で勤勉な王室からのみ得られるものだ」と語り、ヘンリー王子の姿勢を批判した。

またPR専門家のライアン・マコーミック氏はヘンリー王子は同イベントからの役割を離れるつもりはないと信じていると語りつつ「ヘンリー王子は1月に『航空界のレジェンド』として表彰されることに何の躊躇もしていなかったので、インヴィクタス・ゲームからの辞任を求める声に耳を貸すとは思えない」と皮肉を込めて指摘した。

くしくも8日に訪英し、英セント・ポール大聖堂でインヴィクタス・ゲーム10周年記念礼拝に参加するヘンリー王子だが、思わぬ危機に面してしまった。

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