飯山陽氏 日本保守党支部長退任の真相を告白「私の家族にも危害が及ぶ可能性がある」

飯山陽氏

衆院東京15区補選に日本保守党から立候補したイスラム思想研究者の飯山陽氏が3日、自身のユーチューブチャンネルで生配信し、同党の東京15区支部長を退任した経緯を説明した。

同党は前日、飯山氏が選挙中に受けた妨害で、不眠、耳鳴りなどの症状が起きていることから、疾病療養のために支部長を退任すると発表していた。

飯山氏は、4月19日に豊洲での街頭演説の後から「頭痛、耳鳴り、不眠、あとはフラッシュバック。その場面が思い出される。そうなると動悸がする諸症状がある」と話した。医者からは拡声器を使用した誹謗中傷などが原因との診断を受けたという。病名は時機を見て、公表するとした。

同党執行部からは東京15区の支部長を続けてほしいと要請されたが、飯山氏は「このまま続けることはできませんと申し上げた。執行部の方も『残念ですが、仕方ないですね』と。病気だから続けることができないが、ほかにもいろいろあって…」と理由は療養だけではないという。

「(妨害した団体が)とんでもないことをして、病気になった。さらに家に凸ると危害を予告している。どうやって政治活動を続けることができるか。党の人は誰もいない、警察も止めてくれない。(加害団体は)政治活動の自由で、合法だと。私の家族にも危害が及ぶ可能性がある。できるわけがない。政治活動して、暴言に耐えろというのか。無理です。体調も良くないし、加害者はやりたい放題。自分で自分の身を守るしかない」と打ち明けた。

一方で、飯山氏は「今も怖いが、私はこれで引っ込むような人間じゃない。なめないでほしい。私は負けないっす」と政治の世界から撤退することはないとした。

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