クロップ監督がサラーとの不和を改めて否定「完全に解決したこと」

写真:ウェストハム戦の後半、クロップ監督とサラーは激しい口論をした

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、ウェストハム戦でタッチライン際で出場を待機していたモハメド・サラーと口論したことについて「問題は解決した」と明かした。

現地時間4月27日に行われた、プレミアリーグ第35節ウェストハム vs リヴァプールの一戦で、クロップ監督とエースのサラーが衝突。ベンチスタートとなり不満を溜めていたサラーは、交代出場を待っていたタッチライン際でクロップ監督と口論し、同じく出場を待機していたダルウィン・ヌニェスになだめられていた。

試合後、クロップ監督は「(サラーと)話は済ませた。私にとってもう終わったこと」と語っていたのに対して、サラーは「もし話せば、火がつくだろう」と話しており、両者の関係悪化が心配されていた。

クロップ監督は現地時間5日に開催されるトッテナム戦を前にした記者会見に出席。サラーとの不和を改めて否定し、以下のように語った。

「完全に解決したことだ。問題はない。もし私たちが長い付き合いではないのなら、どう対処すべきかわからなかったが、私たちは長い付き合いでお互いを尊敬しており、本当に問題はない」

「私たちはまったく問題ないが、一般的に最高の状況というのは、全員が可能な限り最高の状態で試合に勝ち、たくさんの得点を決めることだ。そういう状況ならあんなこと(サラーとの口論)は起こらなかっただろう。だからすべてはお互い様なんだ」

サラーには、クロップ監督との口論が今夏の移籍に拍車をかけるのではという報道が広がっていた。しかし地元メディア『Liverpool Echo』によると、公式発表が間近に迫っている現在フェイエノールトを指揮をするアルネ・スロット監督はサラーの残留を望んでいると伝えており、クロップ監督との口論を深刻な問題として捉えていないという。

また2日には『Sky Sports』の公式Xにて、サラーが笑顔でトレーニングに励む姿がポストされており、事態が鎮静化したようにも見える。次戦リヴァプールはトッテナム戦を控えており、サラーの活躍に期待がかかる。

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