日本ハム、劇的サヨナラ満塁弾で勝利 西武20歳逸材はプロ初完封…3日ファーム結果

サヨナラ弾を放った日本ハム・今川【画像:パーソル パ・リーグTV】優馬

オリックスわずか2安打…先発の山下は5回5安打4四球5奪三振2失点

パ・リーグのファーム公式戦が3日、3試合が行われた。西武はオイシックス新潟に8-0で勝利。オリックスは広島に0-2で敗れ、日本ハムは7-5で楽天に勝利した。

西武は初回、フランチー・コルデロ外野手の1号2ランで2点を先制。4回には西川愛也外野手の適時打で1点を奪うと、ゴロの間にさらに1点を追加した。続く5回には、蛭間拓哉外野手に適時打、栗山巧外野手に1号2ランが飛び出し、スコアを7-0とした。

先発・羽田慎之介投手は、5回に先頭の陽岱鋼外野手に二塁打を浴び、この試合初めて得点圏に走者を背負うも無失点。最終9回のマウンドにも上がり、危なげない投球で締めて試合終了。9回112球2安打2四球8奪三振無失点の力投で、公式戦初完投・初完封勝利を挙げた。

オリックスは山下舜平大投手が先発。2回に1点を先制されると、その後もピリッとせず、5回を投げて95球5安打4四球5奪三振2失点でマウンドを降りた。

打線は、相手先発・玉村昇悟投手の前に、7回までわずか1安打に抑え込まれる。8回には3四球で2死満塁の好機を迎えたが無得点。9回は2死から廣岡大志選手が安打を放つも、後続が倒れて試合終了。2安打完封負けを喫した。

日本ハムは4回、水谷瞬外野手の犠飛で1点を先制。しかし5回、2番手・山本晃大投手が降板すると、後を受けた松岡洸希投手が連打を浴びて逆転を許す。さらにこの回、安田悠馬捕手に4号3ランを被弾し、スコアが1-5に。

5回に1点を返し、8回には、野村佑希内野手の3号ソロで2点差に詰め寄る。3-5で迎えた9回、1死満塁と一打同点の好機を得る。ここで今川優馬外野手が打席に入ると、清宮虎多朗投手の初球をスタンドに運び、劇的なサヨナラ勝利を収めた。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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