「お前ら、帰ってきたらポジションないよ」昌子源が明かす“平河悠と藤尾翔太とのエピソード”「「正直、アイツらがあっさり試合に出るようじゃ、町田に未来はない」

2024年5月3日、柏レイソルを2-0と下したFC町田ゼルビアがJ1リーグの11節を終えて首位に返り咲いた。試合後、囲み取材に対応した昌子源は、U-23日本代表活動でチームを離脱中の平河悠、藤尾翔太のエピソードを教えてくれた。

「彼らが(カタールへ)行ったのは川崎戦(4月7日)のあとかな。その試合後、(藤尾)翔太が僕たちに『代表行っている間も皆さんだったら首位に居続けられる』と言っていたんですよ。それで今、首位ですよね。彼らが僕たちを信じてくれた結果だと思います」

そのやりとりの最中、昌子は少し意地悪な気持ちでふたりにこう言ったそうだ。「お前ら、帰ってきたらポジションないよ」と。実際、柏戦は今季初スタメンの荒木駿太が躍動。1ゴール・1アシストと猛アピールしており、チーム内の競争は活発化している印象だ。

「正直、アイツら(平河と藤尾)が(戻ってきて)あっさり試合に出るようじゃ、町田に未来はないと思う。帰ってきたら帰ってきたで、代表とは別の戦いがあります。彼らもパリへのサバイバルがあります。オーバーエイジを抜いたら15人、かなり狭い。それを考えたら、彼らも町田で結果を残さないといけないわけで、そうやってみんなが切磋琢磨していくチームになればいい」

ここから町田が結果を出し続けるうえでチーム内の競争も重要だと、昌子は主張していた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

© 日本スポーツ企画出版社