トゥヘル監督の後任選びに苦戦中のバイエルン、デ・ゼルビ監督が後任候補に浮上か

写真:バイエルンはデ・ゼルビ監督と接触を図るという

現在バイエルンはトーマス・トゥヘル監督の後任選びに苦戦している。

次期監督候補の一番手として報じられたレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督は、来シーズンの同クラブ残留を表明。ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は、UEFA EURO 2024後に契約が切れることからバイエルン復帰が噂されていたが、2026年に開催されるワールドカップ後まで契約を延長した。

その後、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督と交渉するも合意に至らず、ラングニック監督は「オーストリアと私たちの目標のための決断」と語り、2026年まで結んでいるオーストリアサッカー協会との契約を遵守する意向を示した。

トゥヘル監督が1月に今シーズン限りでの退任を発表して以来、新監督探しに奔走しているが、なかなか実を結べずにいるバイエルン。ドイツ『Bild』によると、ブライトンのイタリア人指揮官ロベルト・デ・ゼルビ監督が、次期監督の有力候補として浮上しているという。

デ・ゼルビ監督は、バイエルンのスポーツディレクターを務めるマックス・エベール氏の監督候補のリストに名を連ねており、近いうちに接触が図られるようだ。デ・ゼルビ監督とブライトンは2026年まで契約を結んでいるため、引き抜く場合には違約金が発生するが、バイエルンは大きな障害とは見なしていないという。

またトゥヘル監督は、4日に行われるシュトゥットガルト戦を前にした記者会見で、来シーズンのバイエルン残留の可能性を問われると、以下のように回答した。

「我々はすでに締結した契約を早期に解除することで合意している。いつだって不可能はないが、答えは同じだ。合意は有効であり、存在する」

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