韓国一の観光地・済州島でほぼ脂身のサムギョプサルがまた物議「うなぎかと…」

2日、韓国・中央日報によると、韓国一の観光地として知られる済州島のサムギョプサル店でまたしても脂身だらけの肉が提供され、物議を醸している。資料写真。

2024年5月2日、韓国・中央日報によると、韓国一の観光地として知られる済州島のサムギョプサル店でまたしても脂身だらけの肉が提供され、物議を醸している。

記事によると、韓国のオンラインコミュニティーに1日、「済州島の黒豚、私も脂身テロに遭った」と題する投稿があった。投稿者は4月に済州島旅行で黒豚サムギョプサル店を訪れた際に脂身だらけの肉が提供されたと主張し、写真を掲載。「初めはうなぎかと思った。高いお金を払ったのに、脂身だらけで驚いた」「肉を焼く前に『脂身が多過ぎるので他の部位に交換してほしい』と頼んだが、店のスタッフは『日ごとに入ってくる肉が違うため代えられない』と言って焼き始めた」などと説明し、「お金を払って食べるのに、この脂身の量はひど過ぎないか」と訴えた。

また、「両親の還暦旅行だったのでそれ以上争わず、食事後にレビューを書き込んだが消されてしまった」と主張し、「西帰浦市内で黒豚を食べる人に同じ被害に遭ってほしくないとの思いでこの投稿をした」と説明したという。

この投稿を見た他のネットユーザーからは「これはひどい。よく客のテーブルに出せたね」「魚にしか見えない。お金をもらっても食べたくないな」「この店には豚の脂身というメニューがあるようだ」「済州島は脂身島に改名するべき。それは食べるものではなく、鉄板の表面に塗るものだよ」「済州島で黒豚サムギョプサル店は避けた方がいい。サムギョプサルではなくただの油が出てくる。イライラしながら食べたら消化に悪い」などの声が寄せられている。

韓国のオンラインコミュニティーでは4月29日にも、「腹が立って眠れない(済州島には行かないで)」と題する投稿が話題となった。投稿者は「98%が脂身の15万ウォン(約1万7000円)のサムギョプサルを食べた話をする」として実際の肉の写真を掲載し、「脂身が多過ぎると抗議したが、店のスタッフに『この程度なら肉の割合が多い方』とあしらわれた」「店のレビューを見ると同じ被害に遭った人が数人いたが、観光地の特性上1回限りの客が多いため、非良心的な商売をしているようだ」などと書き込んだ。

この投稿が波紋を呼んだことを受け、当該店の店主は「当時の状況、理由、事実関係は抜きにして、脂身の多い肉が提供され不満足だったことに対して心からおわび申し上げる」と謝罪し、「私が店にいたら違っていたかもしれないと残念な思いはあるが、信じて任せているスタッフなので、自分が対応するのと違いはなかったと思う」との考えを示した。また「今後1カ月間、店を利用してくれた全てのお客さまにオギョプサル200グラムを無料で提供する」と約束したという。(翻訳・編集/堂本)

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