中国・アモイ航空、武夷岩茶生産企業と提携 世界に福建茶をPR

中国・アモイ航空、武夷岩茶生産企業と提携 世界に福建茶をPR

 【新華社アモイ5月3日】中国のアモイ航空は4月25日、福建省武夷山市の瑞泉岩茶博物館で同市特産の武夷岩茶を生産する瑞泉茶業とのグリーン(環境配慮型)発展に関する戦略的提携を始動させ、アモイ航空農園による茶葉ブランド「1984武夷岩茶」を発表した。

 始動式には武夷山市政府の邱敏(きゅう・びん)副市長、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の劉萌(りゅう・ほう)アジア太平洋地域総代表、海峡両岸茶業交流協会の連逸群(れん・いつぐん)副会長、中国-国連開発計画(UNDP)協力プロジェクト科学技術特派員貧困削減モデル活動弁公室の張蕓(ちょう・うん)主任、アモイ航空の趙東(ちょう・とう)董事長、瑞泉岩茶博物館の黄聖輝(こう・せいき)館長、国家級無形文化遺産・武夷岩茶(大紅袍)製造技術伝承者の黄聖亮(こう・せいりょう)氏、瑞泉茶業の黄聖強(こう・せいきょう)総経理らが出席。アモイ航空の趙董事長が瑞泉岩茶博物館の黄館長に「アモイ航空岩茶文化センター」のプレートを授与した。

 アモイ航空は5月1日から、国内と5大陸の路線を運航する旅客機200機以上で福建省の茶文化をPRする。機内で乗客に「1984武夷岩茶」を提供し、福建茶への理解を深めてもらう。

 同社は持続可能な開発目標(SDGs)に向けて国連と提携した世界で最初の航空会社で、瑞泉茶業は中国-国連開発計画(UNDP)協力プロジェクト科学技術特派員モデル区の茶葉モデル地区に指定されている。「1984武夷岩茶」のパッケージは100%再生可能な生分解性材料を使用する。アモイ航空と瑞泉茶業は今後、茶文化を広めるとともに環境に配慮した新たな輸送方法を探求し、茶葉生産と輸送過程における二酸化炭素(CO2)排出量の削減に努め、グリーンサプライチェーンの構築を積極的に推進していくとしている。

 

© 新華社