今永昇太がナ・リーグの月間新人賞! カブス1年目〝ノーストレス〟で快進撃

開幕以来、無敗をキープしているカブス・今永昇太

米大リーグ機構(MLB)は3日午前(日本時間3日午後)、3、4月の月間アウォードを発表し、カブスの今永昇太投手(30)がナショナル・リーグの月間新人賞を受賞した。

メジャー1年目の今永は、アウォードの対象となる開幕からの5試合で4勝0敗、防御率0・98、与四球3、奪三振28の成績。懸念されていた被本塁打も2本に抑えるなどチームの快進撃をけん引する活躍で、5月1日(同2日)に先発したメッツ戦では7回3安打無失点で5勝目をマークし、防御率も0・78に良化させた。スポーツ専門局ESPNが先日のレッドソックス戦中、登板予定のない今永にインタビューを行ったほか、MLBネットワークも登板翌日にインタビューを行うなど、多くのメディアが新人左腕の素顔にも大きな関心を寄せている。

今永は米国での調整法について「全部、こっちの(メニュー通り)です、全部。ひとつも日本でやってきたことは続けていないです。1年目はそれでやってみて、どうなのかって確かめてみたいところもあるので」と説明している。具体的には登板間に行うトレーニング、トリートメント、キャッチボールやブルペンでの球数や時間、距離など、大方のルーティンをチームから与えられたメニューに沿って行っており、「その方が信頼されるじゃないですか、こっちのスタッフからしたら。なので、そういうのも加味して(決めた)」と話す今永に、ストレスらしきものは見当たらない。

なお、アメリカン・リーグの同賞はオリオールズのコルトン・カウザー外野手(24)が受賞。月間最優秀選手はナショナル・リーグはドジャースのムーキー・ベッツ内野手(31)が、アメリカン・リーグはオリオールズのガーナー・ヘンダーソン内野手(22)が選出された。

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