ハリウッドの撮影小道具をオークション? 大阪コミコンに珍スポ

5月3〜5日に開催されているポップカルチャーの祭典『大阪コミコン2024』。総勢12名の海外セレブの出演や、作品やシリーズをフィーチャーした各ブースが賑わいを見せるなか、「ヘリテージ・オークション」というレアなコーナーを見つけたので紹介したい。

『大阪コミコン2024』にて、「ヘリテージ・オークション」のブース(写真は『ホーム・アローン』に使用された衣装)

2023年の『東京コミコン』で初出店され、かなりの注目が集まった同コーナーは、「ヘリテージ・オークション」という名の通り「遺産」(ヘリテージ)の大規模なオークション会場(展示のみ)となっている。

東京で開催された際は、映画『タイタニック』でケイト・ウィンスレットやレオナルド・ディカプリオが着用した衣装や、『スター・ウォーズ』からはライトセーバーやTIEファイター、全米公開から1年以上後に行われたの東京プレミア(1978年)の前売り券などが並んだ。

『大阪コミコン2024』の「ヘリテージ・オークション」にて、『ハリー・ポッター』の撮影に使われた杖

担当のヴァレンティンさんは「東京での初出展は大成功でした」と振りかえりながら、「今回は『大阪コミコン』のためのラインアップを考え、映画、音楽、歴史、本と・・・50種以上のカテゴリーのなかから選んで持ってきました。日本のみなさんには『こういうのもあるんだ』と知ってもらうきかっけになれば」と出展への意気込みを語る。

『大阪コミコン2024』の「ヘリテージ・オークション」にて、日本のコンテンツも数多く並ぶ

今回は『ハリー・ポッター』シリーズから、特殊撮影に使われた「杖」(推定価格:約610万円)や『スタートレック』シリーズから「戦隊制服」(推定価格:約150万円)、そして『ホーム・アローン』シリーズからは、マカリスター家の末っ子・ケビンが着用していた「ジャケット」(推定価格:約120万円)や「ニットスノーキャップ」(推定価格:約300万)などがずらりと並び、これだけのために訪れても良いほどの見応えとなっている。

なかでもヴァレンティンさんがイチ押しするのは、『ポケットモンスター』の「トレーディングカードゲーム」。日本でも近年さらに白熱しているポケモンカードだが、なんとここに並んでいるのは1枚1500万円相当の価値があるという超レア物。「日本で公開するのは初めてなのでドキドキしています」と笑顔を見せる。

『大阪コミコン2024』の「ヘリテージ・オークション」にて、『ポケットモンスター』の「トレーディングカードゲーム」

『大阪コミコン2024』の開催期間は5月3〜5日。各日、当日券の販売もおこなわれ、価格は一般4400円、18歳以下1000円、15歳以下500円。そのほかのコンテンツは公式サイトにて。

『大阪コミコン2024』

期間:2024年5月3日(金)〜5日(日)
会場:インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)

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