<試写室>『おいハンサム!!2』大森(浜野謙太)の気持ち悪さ(おい!)から社会問題にまで斬りこむ異次元のストーリーライン!!

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<試写室>『おいハンサム!!2』第5話

さて、今週の『おいハンサム!!2』は…

突然「フランスへ行く!!」と言い出す三女・美香(武田玲奈)は距離を置いているカレ・ユウジ(須藤蓮)と“鼻血女”翔子(逢沢りな)の関係を思い出し嫌悪する。

一方次女の里香(佐久間由衣)は、姉の元カレ・大森(浜野謙太)が嫌いで嫌いでたまらず、そんな大森と付き合っていた姉のことまで嫌いになりそうに。

そしてその姉、長女の由香(木南晴夏)は、まさか父である源太郎(吉田鋼太郎)と一緒に仕事をすることになるのだが…。

っと、このドラマ、あらすじが書きにくいあまり、つい公式ページのあらすじを引用してツッコむという“手抜き”を、先週先々週と続けざまにやってしまって、僕もさすがにちょっとは反省していたので、今回こそは、気をとり直して、自力で、しっかり、あらすじを、書くぞ!!!(当然だろ)って、おおいに意気込み、鑑賞中メモまでとって、ネタバレしないよう言葉も吟味しつつ、“今週のあらすじ”を、書いてはみたんですけど、いかがでしょうか?(誰に!?)

…うん、そうなの!!そうなのです!!!ちゃんと考えて書いたとは思えないほど、短いし、薄いし、何より意味不明!!!とんだド素人!!

っというわけで、諦めました!!そういう、自分がライターだからというプライドとか罪悪感とかはきっぱり捨てて、潔く、今週も、公式のあらすじを引用しちゃいましょう!(おい!)

公式ページより

源太郎の仕事に参加することになった由香(木南晴夏)と元カレの大森(浜野謙太)。意地を張りあう2人だが取引先の野々村(山内圭哉)が手強かった。

元夫・大輔(桐山漣)からの意味不明な連絡にイライラする里香(佐久間由衣)は、職場の屋上で出会った原(藤原竜也)のことが気になるがなぜか踏み出せないでいた。

フランスに行きたい美香(武田玲奈)は職場の後輩・ノブ(齋藤璃佑)を助けてある旅に出る。

三姉妹はタイ焼きについて話し合い、大森はアプローチ中の渡辺(太田莉菜)と消費期限に向き合う。

…うん、公式も負けてない!!!いや、公式も、僕のあらすじに、勝ててない!!(失礼だろ)それほどに、意味不明!!!(意味不明は『おいハンサム!!』において賛辞です!!)

とはいえさすがの公式ですね?(どういう上から目線?)、今回のキーマンとなる“取引先の野々村”の紹介と、前作にメインで登場した“元夫・大輔”再登場の予感、そしてキャスト的に何かあるに違いない!と邪推しまくりの“原”との進展と、現状に迷う美香に“後輩・ノブ”の存在をほのめかし、大森といい仲になりそう?な渡辺さんとの現在地…にまで触れているので、僕のうっすいド素人のあらすじとは、情報量の差は歴然といっていいわけですが(そらそうだろ)、うん、でも、そうはいっても、あらすじの起承転結でいうところの、「結」が、「三姉妹はタイ焼きについて話し合い、大森はアプローチ中の渡辺と消費期限に向き合う」って、意味不明が過ぎるし、それよりなにより、締まりがなさすぎる!!!

公式を確認して、え?あらすじ、ここで終わり!?って、あるはずもない続きを求めて、その先までスクロールをしてしまった人は、僕だけではない、はず!!なので、あらすじはしっかり公式ページでも確認してみましょう!(どういう宣伝!?)

なぜだか心地のいい混乱に陥って、第6話以降の波乱まで予感させてくれる

いや、だけど、今回のあらすじ、しっかりちゃんと読んでオンエアにのぞむと、思いもよらない“深み”が発見できるんですよ。

まず、それは、「フランスに行きたい美香」が「ある旅に出る」という、意味不明と意味深が紙一重なこの一文。

この部分、本編を見ると、一見関係なさそうだった「フランス」だけど、こういうことがこういうことで「旅に出る」なのか?!…いや、そういうことなのか!?え??フランス!?旅?!どういうこと!?どういう暗喩!?という、わけはわかんないし、答えも見つかるようで見つからないんだけど、なぜだか心地のいい混乱に陥って、第6話以降の波乱まで予感させてくれるのです。

で、もう一つ、意味不明でいくらなんでも締まりがなさすぎる…なぜ、そこで、あらすじが終わってしまうのか!?だった、「大森が渡辺と消費期限に向き合う」という部分。

このシーン、僕、あまりに大森が気持ち悪くて(おい!)、大森が嫌い過ぎる里香に心底共感しちゃって、“消費期限”なんてどうでもいい気になっちゃってたんだけど(ちゃんと見ろ)、この“消費期限”ってのが、なんと、あの、あらすじ冒頭の「手強い取引先の野々村」とつながって、まさかまさかの「食品ロス」という社会問題にまで斬り込むという異次元のストーリーライン!

で、なんなら、「タイ焼きについて話し合う三姉妹」も、ただのあらすじの字数稼ぎではなく(失礼だろ)、この第5話をやさしく包み込む、心温まるお話につながるきっかけにもなっている…のです。

だもんで、今週も、事前の「あらすじ」で想像をかき立てまくって、本編はその想像をはるかに上回っくるのか?下回ってくるのか?(おい!)、いずれにしても、僕らのイマジネーションを高めてくれるに違いない『おいハンサム!!2』、今回も、お見逃しなく!!

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