円安で王様気分の外国人観光客、着物を一度に15着購入する人も―台湾メディア

台湾メディアのNOWnewsは1日、日本で円安が進行し、外国人観光客が着物を一度に15着購入しても心が傷まないほどだとする記事を配信した。

台湾メディアのNOWnews(今日新聞)は1日、日本で円安が進行し、外国人観光客が着物を一度に15着購入しても心が傷まないほどだとする記事を配信した。

記事はまず、外国為替市場で今週、円が対ドルで下落し、一時1ドル=160円台をつけた後、政府・日銀による為替介入とみられる円買いで一時155円台まで戻したことを取り上げた。

さらに、ますます多くの外国人が日本に押し寄せるようになり、その数が過去最多を記録したことにも触れ、「多くの訪日客が自分たちが王様のように扱われていると感じており、高額な支出や爆買いも増えている」と伝えた。

そして、AFP通信の報道を引用し、36歳のフランス人観光客が、仏教寺院や土産物店で有名な東京のにぎやかな浅草エリアで「靴を3足買った。普段は決してしないことだ」と笑いながら語り、日本で購入できるブランドはコンバース、ナイキ、アディダスなど欧州と同じだが、為替レートの関係で「本当に買う価値があった」と語ったこと、地元の商店も恩恵を受けていて、伝統的な古着屋の店員の話として、多くの人が自分たちの国の値段に換算して「うわー、私も買いたい」と言い、着物を一度に15着も買ってくれた人もいたこと、観光客に人気の刃物販売店で働く人の話として、「円安のおかげで、価格が上がっているにもかかわらず外国人客が大量に買っている。セットでそろえたいと多めに購入する客も増えている」ことなどを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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