福島U無失点連勝 2位沼津から貴重な勝ち点

【沼津―福島】後半34分、先制ゴールを決める活躍を見せた福島のFW樋口(左)=愛鷹広域公園多目的競技場(福島ユナイテッドFC提供)

 サッカーJ3第12節ー。福島ユナイテッドFCは3日、アウェーの愛鷹広域公園多目的競技場でアスルクラロ沼津と対戦し、1―0で接戦を制して2連勝とした。通算成績は4勝2分6敗で順位は13位。福島は次戦の6日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)で奈良クラブと対戦する。午後2時開始予定。

 【評】福島は後半の好機をものにして、今季2度目の2連勝を飾った。互いに決定機をつくりながら無得点のまま試合が進むと、迎えた後半34分、FW塩浜が放ったシュートにFW樋口が左足を合わせて先制。沼津から終始激しいプレスを受けたが、DF陣を中心に守り抜いた。(熊田紗妃)

 頼れる樋口2戦連発

 福島が2位沼津を相手に、アウェーで貴重な勝ち点3を手にした。2試合連続のゴールで勝利をたぐり寄せた福島のFW樋口寛規は「最後まで無失点で抑えたことが大きい。チーム全体で戦えた」と、全員でつかみ取った勝利を誇らしげに語った。

 前半、自陣でボールを回しながら得点を狙ってくる沼津の攻撃に押されながらも、FW森晃太らが決定機をつくるなど一進一退の攻防を繰り広げた。

 後半になっても選手らは走り続け、「びびらずにハードワークしてくれた」と寺田周平監督。同34分、FW塩浜遼のシュートにペナルティーエリア内にいた樋口が左足を合わせて得点を奪い、均衡を破った。

 守っても2試合連続無失点。攻守ともに手応え十分のまま、次戦はホームで奈良クラブと戦う。樋口は「この連勝をより価値あるものにしていきたい」と、今季初の3連勝に向けて表情を引き締めた。

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