GW後半スタート、大分県内の行楽地にぎわう 好天に恵まれ長蛇の列も【大分県】

来園者の人気を集めた木製ジェットコースター「ジュピター」=3日、別府市東山の城島高原パーク
間近を歩くサルを眺める観光客=大分市神崎の高崎山自然動物園
色とりどりのアイスランドポピーを楽しむ親子=杵築市山香町のるるパーク

 ゴールデンウイーク(GW)の後半が始まった3日、県内は好天に恵まれて多くの人がレジャーに繰り出した。行楽地は家族連れや観光客でにぎわい、催しなどを楽しんでいた。

 別府市東山の城島高原パークは、アトラクションやヒーローショーを満喫する人たちで混み合った。

 1番人気の木製ジェットコースター「ジュピター」には長蛇の列ができた。沖縄県西原町の大学生小北哲平さん(22)は友人4人と乗って絶叫。「木のきしむ音にドキドキした。景色も美しくて最高の気分」と声を弾ませた。

 同園はGW期間中(4月27日~5月6日)に4万人の人出を見込む。前半は前年比70%増で、好調な滑り出しだったという。

 大分市神崎の高崎山自然動物園は、今年生まれた赤ちゃんザルの「デコピン」を目当てに、寄せ場に人だかりができた。

 何度も訪れたことがあるという長崎県佐世保市の会社員東藍さん(47)は「来るたびにサルたちの様子が変わって面白い。子どもにも見せることができてうれしい」と笑顔を見せた。

 高崎山管理センターの浅野晃所長(55)は「運が良ければ赤ちゃんザルに出合えるかも」と来園を呼びかけた。

 杵築市山香町日指の「るるパーク」(大分農業文化公園)はアイスランドポピーやネモフィラなど色とりどりの花が咲き、人気を集めた。

 GW期間中は、県内のキッチンカーのグルメを楽しめるマルシェなどの催しもある。宇佐市城井の高牟礼加奈さん(39)は子どもたちと一緒にポピーの切り花体験をした。「きれいな花を持ち帰って家でも楽しみたい」と喜んでいた。

 徳野満園長(62)は「前半は来場者が過去最多並みの1万人を超えた日もあった。後半は天気が良くなりそうなので、多くの人に訪れてほしい」と期待した。

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