花巻空港利用者、コロナ前水準迫る 台湾便は過去最高

 

 花巻空港の2023年度の利用者が47万6768人となり、新型コロナウイルス禍前の19年度と同水準まで回復した。今月、再開から1年となる台湾便は過去最高を記録。観光やビジネス需要の回復に加え、米紙ニューヨーク・タイムズに盛岡市が取り上げられた効果もあるとみられる。県は就航先でのイベント出展などでさらなる利用を促す。

 岩手県のまとめによると、全体の利用者は前年度比25.2%増で、48万5002人だった19年度に迫る。

 国内定期便は大阪、札幌、福岡(日本航空)、名古屋、神戸(フジドリームエアラインズ)の5路線全てが伸びて計44万4054人(前年度比19.1%増)。19年度比1.3%増で、21年就航の神戸線もけん引した。国内チャーターは前年度から7便減の16便だったが、利用者は1431人(同19.7%増)と上向いた。

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