【ブルージェイズ】菊池雄星が6回1失点好投 チームは逆転負けで3勝目逃す

ナショナルズ戦に先発した菊池雄星(ロイター=USA TODAY Sports)

ブルージェイズの菊池雄星投手(32)は3日(日本時間4日)に敵地ワシントンでのナショナルズ戦に先発し、6回を投げ、6安打1失点、7三振1四球で勝敗は付かなかった。打者24人に今季最多の100球を投げ、最速は97・7マイルだった。チームは3―9で敗れて3連敗となった。

6回二死、24人目の打者コールを外角低めのカーブで遊ゴロに打ち取ると胸を張ってマウンドを降りた。今季最多の100球目だった。3―1とリードの展開で3勝目の権利を手にしていた。しかし、2番手のスワンソンが7回にガルシアに逆転3ランを浴びて幻になった。

連敗ストップを胸に敵地のマウンドに上がった。初回二死から四球で走者を出すも4番メネセスを初球のカーブで打ち取った。味方打線に3点の援護をもらった2回は一死後、連続短長打を許す。一死二、三塁のピンチを招くも後続を空振り三振、三ゴロで切り抜けた。

3回は先頭ヤングに左二塁打、続くエイブラムズに右前に適時打を打たれた。続くセンゼルは二ゴロを打たせるもメネセスの中前打で一死一、三塁と再び、ピンチを招く。ここでルイーズを初球のスライダーで遊ゴロ併殺打に仕留めて、1失点で切り抜けた。

4回は3者連続空振り三振。5回も2人目まで空振り三振と5者連続でバットに空を切らせた。

前回登板で立ち上がりに3失点したドジャース戦は直球41球(45パーセント)、カーブ30球(33パーセント)、スライダー17球(19パーセントだったが、この日はカーブ42球(42パーセント)、直球32球(32パーセント)、スライダー25球(25パーセント)と組み立てを少し変えた。カーブとスライダー効果的だった。

連敗を止めることはできなかったが、役割は果たした。

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