トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は「変化が必要だ」と語り、今夏の移籍市場で、選手の入れ替えを行うことを示唆している。
現在プレミアリーグで5位につけるトッテナムは、2日にチェルシーに敗戦し3連敗を喫した。4位アストンヴィラと勝ち点差「7」を離されており、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて、暗雲が立ち込めている。
ポステコグルー監督は、現地時間5日に行われるリヴァプール戦を前にした記者会見に出席。そこで「このチームを変えなければならない」と語り、今夏の移籍市場で自身のサッカースタイルに合う選手の獲得を望んでいるようだ。
昨夏ポステコグルー監督が就任して以来、エースのハリー・ケイン退団があったものの、グリエルモ・ヴィカーリオ、ミッキー・ファン・デ・フェン、ジェイムズ・マディソンらを各ポジションに加え、チームのアップデートを図ってきた。
また一方で「同じ選手が(チームに)留まることは期待できない」と語っており、今冬のエリック・ダイアー放出のように、選手の入れ替えを行う構えを示している。
「我々には移籍市場で2度のチャンスがあり、選手の成長も確かにあった。しかし私が『まだ道のりは長い』と言うことは、そういうことだ。努力が足りていないわけではない。我々は特定のサッカースタイルでプレーするが、誰にでも当てはまるわけではない」
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督や、アーセナルのミケル・アルテタ監督は、何度かの移籍市場を経て血の入れ替えを行い、チームを自分の色に仕立て上げた。その2チームを引き合いに出し、ポステコグルー監督は次のように語った。
「リヴァプールであれアーセナルであれ、彼らの旅の始まりを見れば、彼らが優勝したり成功を収める頃には、(当初の)チームはほとんど認識できないほどになっている」
ポステコグルー監督率いるトッテナムは、例に持ち上げたリヴァプールとの対戦を現地時間5月5日に控えている。