今冬移籍のドラグシン、代理人がポステコグルー監督を批判「彼が一番理解していると思うが…」

写真:ここ5試合、出場機会を掴めてないドラグシン

トッテナムに所属するルーマニア代表CBラドゥ・ドラグシンの代理人を務めるフロリン・マネア氏が、アンジェ・ポステコグルー監督を批判し、同選手の出場機会の少なさを嘆いた。

22歳のドラグシンは、1月にセリエAのジェノアからトッテナムに移籍。2500万ユーロ(約40億円)+600万ユーロ(約9億6000万円)のボーナスが付随した移籍金で加入したドラグシンだが、トッテナムでは6試合の出場に留まっており、フル出場はミッキー・ファン・デ・フェンが欠場していた2試合とベンチを温める機会が多くなっている。

代理人のフロリン・マネア氏はイタリアのラジオ局『Radio CRC』の番組に出演し、「今は我慢する必要がある。彼の前には序列的に重要な2人の選手(ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロ)がいる。いずれは彼も出場機会を見つけるだろう」とコメントを残しながらも、ポステコグルー監督の愛用する4-2-3-1のシステムを批判している。

「(ポステコグルー)監督は3人で守備をするのは嫌だと言っていた。明らかに彼が一番理解していると思うが、トッテナムは大量失点を許している」

マネア氏は、ドラグシンがジェノア時代に3バックを経験していることから「3人での守備は安心できるものだ」とし、最近のセットプレーからの失点の多さにも触れ「ドラグシンの空中戦の強さは役に立つだろう。ジェノアではヘディングシュートを決めていた」と語り、3バックへの変更やドラグシン起用を薦めている。

トッテナムでの出場機会の少なさに関して「もしプレーしないのであれば、他の解決策を考える」としながらも、直近の移籍市場で加入したことを考えると「現時点でそれ(移籍)はありそうもない」と答えた。

加えてマネア氏自身は、今冬のドラグシンのナポリ行きを望んでいたようで「バイエルンとトッテナムがいなかったら、彼はナポリを選んだだろう。特にアントニオ・コンテが(ナポリの)監督だったら評価できただろう」と語っており、移籍先選びの難しさを表している。

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