【人とクルマ】西川俊介×PEUGEOT2008俳優・西川俊介が、最新のPEUGEOT 2008に触れる

クルマ好きのゲストを迎え、その人のクルマとの関りを訊く【人とクルマ】。
今回のゲストは、プジョー3008が現在の愛車という、俳優の西川俊介さん。
これからの“クルマとともに駆ける俳優人生”について訊いてみた。
戦隊俳優から10年。30歳という節目を迎えた役者が、これから刻む“爪痕”とは?

これまでとは違う一面をみて欲しい

端正な顔立ち。時おり見せる爽やかな笑顔。
第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの準グランプリを絶対に獲る、と周囲に宣言。傾向と対策を練り、そして見事その座に輝いた。
初主演となるニンニンジャーでは「絶対“赤”になる」と心に決めて、役を獲得。
「戦隊モノって、僕も幼い頃から見ていましたから。やはり演じるならレッドしかない」と
有言実行。狙った獲物は、必ず仕留める。まるでライオンのようだ。

最近は、5月の舞台へ向けた稽古が続いている。

この舞台、「京極の轍―京羅戦争編―Powered by ヒューマンバグ大学」では、武闘アクションや殺陣もある。過去の戦隊アクションの経験も十分に活きそうだ。しかし今度は、ヒーローではない。裏社会の抗争がストーリーの基幹なだけに、人間の闇がテーマとなる。

「だからこそ、今までの西川俊介とは違った一面を魅せられるんじゃないかと。自分とはかけ離れたキャラクターを演じることが楽しみです」

先日誕生日を迎え、今年は30歳という節目の年でもある。

「これからは、もっと大人のオーラを醸し出したいですね。イケおじになりたくて」

そのイメージ戦略だろうか、今日の彼は長身をオールブラックコーデに身を包み、シックで、男前だ。10年前に戦隊モノの”レッド”で魅せた、爽やか・熱血・直情型の若者、といったキャラクターは潜んでいる。

落ち着いて語り、カメラの前に立つ姿は、彼の目指す“イケおじ“にはまだ若くとも、年齢を重ねた分の大人の男らしさは醸し出されていた。

俳優・西川俊介の”もう一面”、そしてイケおじに熟していく過程をつぶさに見たくなった。

憧れに近づくために、自分を高めるしかない

西川俊介さんの現在の愛車は、プジョー3008である。プジョーには以前から憧れがあったという。

シックで、モダンで、刺激的。さらに、ライオンにまつわるプジョーならではのデザインアイコンにも魅了されたようだ。アクティブな趣味を多く持つ彼が選ぶ際に重視したのは、頼れるギアとしての実用面だった。それもそのはず、スノボ、サウナと、なかなかハードな趣味を持っている。

撮影車の2008と対面するなり、精悍なフロントマスクに吸い寄せられる。

ああこれ、と、ライオンのカギ爪を彷彿とさせる3本のデイライトに敏感な反応を見せるあたり、やはりプジョーオーナーだ。

緊張もあってか、言葉少ない反応。だからこそ撮影の合間にポツリポツリと「イイですね」「カッコいい」と溢す言葉の中に、2008への強い関心が感じられた。

運転席に落ち着くと、2008の3D i-Cockpitに興味をそそらられた模様。

「乗り込んでみると、3008よりフィット感があります。モニターも大きくて先進性がありますね」

いざ走り出してみると、自分のクルマ(3008)とは違って、撮影車はクリーンディーゼル。それもまた興味津々でイキイキとハンドルを操る。カメラマンに促されて加速を試みると、低速域から高回転までのスムーズなトルクフィールに満足した様子だった。

現在は、5月の舞台へ向けた稽古の日々というが、
「稽古や仕事、それから趣味。週4、5日はクルマに乗っていますね」

最近のドライブはどこへ?と訊くと、

「長野県にあるサウナへ行きました。サウナへ行くためのドライブです」

聞けば片道4時間強は運転していたとのことだが、長距離のドライブは苦ではないらしい。時には友人を誘ってスノボ遠征も試みる。

「友だちも乗せて、趣味のギアも積んで、となると、やはり愛車に選ぶのはSUV一択でした」

とはいえ、アルファ ロメオ、ランドローバー、ジープと輸入車には大いに興味があるようで、クルマ選びは難航したそう。

「国産車、輸入車とも迷いましたが、駐車場の規格をクリアしたのが3008で。むしろいいチョイスができました」

今はプジョー3008が多趣味なプライベートにちょうどよく、しばらく乗り換える気はないようだが、

「レンジローバーやジープ・ラングラーなどのハイクラスでタフなSUVに憧れますね。いつか絶対手に入れたい。自分には手が届かないと諦めることはしたくないんです。今より頑張らなければ手に入らないクルマだったとしても、高嶺のクルマに釣り合うように自分を磨いていきたい」

自分の道は、自分で切り拓く。彼が演じたレッドも、確かそうした道を選んでいた。

狙った獲物は必ず仕留める。最強の野獣が持つ精悍な美しさ。西川さんがプジョーを選んだことに納得した。

西川俊介(にしかわ しゅんすけ)
1994年4月4日生まれ。群馬県出身。第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。2015年にスーパー戦隊シリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(テレビ朝日系)でアカニンジャー・伊賀崎天晴役に抜てきされて以降、舞台や映画、ドラマで幅広く活躍。23年2月に上演された舞台「遠き日の落球」で主演を務める。23年には草津温泉PR2代目アンバサダーに就任。5月17日から東京・新宿FACEにて上演される 舞台「京極の轍―京羅戦争編―Powered by ヒューマンバグ大学」 で京極組・仙石薫を演じる。また、YouTubeショートムービー「初めての愛」が5月10日から配信スタート。

●全長×全幅×全高:4305×1770×1580mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1320kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・41L
●WLTCモード燃費:20.8km/L
●タイヤサイズ:215/60R17
●車両価格(税込):454万4000円

© 株式会社モーターマガジン社