【東日本旅客鉄道】JR高崎駅が開業から140年 記念列車の出発式や記念イベントには多くのファンが駆け付ける<Photo report>

群馬県高崎市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の高崎駅が開業から140年を迎えた。3日には開業140周年を記念し『高崎駅開業140周年記念イベント』として、SLの出発式や感謝祭などを開催した。

記念列車『SL高崎駅140年水上』出発式には、樋口達夫 東日本旅客鉄道執行役員高崎支社長、富岡賢治高崎市長、長谷川秀治 東日本旅客鉄道高崎駅長のほか、「SL高崎駅140年水上」「SL高崎駅140年横川」ヘッドマークをデザインした美術作家 山形敦子さんが出席。9時56分、富岡賢治高崎市長、長谷川秀治 東日本旅客鉄道高崎駅長が出発合図を送り記念列車は出発した。

『高崎駅140周年記念感謝祭』では、高崎駅東口ペデストリアンデッキにおいて、ステージイベントや高崎観光協会による“機関車の街高崎マルシェ”、高崎駅社員によるデジタルよろず相談所の開設、缶バッチ作成体験などを行った。

また、『~高崎駅開業140周年記念~ 1 番線イベント・ツアー・キャンペーン』として、2004年以降は旅客ホームとして使用していない1番線が「懐かしの高崎駅 1番線イベント」(5/3~5/5)として特別に解放された。ホームでは、電気機関車+旧型客車1両との写真撮影(5月3日のみ)、旧信号所の制御盤・表示器、発車ベル装置などの見学を実施したほか、限定のイベントとして投炭体験、マジックハンド体験、子ども駅長制服着用体験などが行われた。

そのほか、3日の出発式前には『~高崎駅開業140周年記念~ 撮影・入換・発車 高崎駅魅力満喫ツアー』が実施され、参加者向けに高崎駅留置線において、SLとDLの留置線への入線の見学、「蒸気機関車(SL)」「電気機関車(EL)」「ディーゼル機関車(DL)」を並べての撮影会を行ったほか、参加者は高崎駅留置線から専用列車に乗って高崎駅1番線に移動、1番線から『SL高崎駅140年水上』出発式を撮影するツアーなどが実施された。

なお、「SL高崎駅140年水上」「SL高崎駅140年横川」のヘッドマークは高崎市に縁のある美術作家 山形敦子さんがデザイン、『EL高崎駅140年横川』のヘッドマークは一般からの応募があったデザインの中から最優秀作品に選ばれたものを掲出。

オリジナルヘッドマークを掲出したSLとELは、『SL高崎駅140年水上』は4月28日、5月3日・5月5日、『EL高崎駅140年横川』『SL高崎駅140年横川』が4月27日・29日、5月4日とそれぞれ運転した。

高崎駅は、1884(明治17)年5月1日に開業。2024年5月1日で開業140周年を迎えた。

【高崎駅開業140周年記念イベント 取材協力:東日本旅客鉄道(JR東日本高崎支社)】

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