【阪神】岡田監督「2つ負ける時もあるよ、そら」 今季初のサヨナラ負けで巨人に連敗

延長戦に入り、ベンチで渋い表情の阪神・岡田監督

阪神は、4日の巨人戦(東京ドーム)に延長10回、2―1で今季初のサヨナラ負け。連敗を喫したが、岡田彰布監督(66)は「2つ負ける時もあるよ、そら。そんなんで深刻になっとったら1年間できるかいな。相手もあるんやから。もうちょっとちゃんとしたら負けを防げたかなということやから」と次戦に向けて切り替えた。

この日は、西勇が今季4度目の先発。2回以降はG打線をわずか1安打に抑え、7回3安打無失点の快投を見せるも、今季初勝利を逃した。指揮官は「西の時はこんなんばっかやなあ、なかなか援護点がないもんなあ。ええピッチングはしてたよ」と語った。

0―1の8回、2番手でマウンドに上がった岩崎が一死二塁で丸に右前適時打を浴び、今季初失点。試合を振り出しに戻された。さらに、続く佐々木の犠打の場面では、野手のベースカバーが遅れ、捕手・坂本の送球が一、二塁間を転々。追加点こそ奪われなかったものの、痛恨の失策となった。

指揮官は「(岩崎は)丸の時はあれだけ高めにいってたけど、あとは抑えたし」としつつ「バントのミスも出るし、普通にいけてるところが苦しくなるからな。0点に抑えた、1点に抑えたじゃないよ。一つのああいうミス、四球によって打順が進むんやから。なんもせんと進んでいくんやから、そういうことを考えなアカンわな」と指摘した。

さらに、延長10回には一死から3番手・漆原が代打・萩尾に四球を与え、4番手・島本にマウンドを譲った。だが、丸、代打・長野の連打を浴びて一死三塁。続く吉川にサヨナラ中前適時打を浴びて、試合を決められた。「やっぱり四球が絡むよなあ。点が入る時に、それが余分になってくるよな」と四球からの失点を嘆いていた。

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