【U-23】細谷真大、松木玖生らパリ五輪後に海外進出か 東京五輪後は三笘薫ら7人が欧州移籍

U-23アジアカップで活躍を見せたFW細谷真大(左)と、MF松木玖生

U-23アジアカップ(カタール)を制覇した日本代表イレブンの欧州進出が加速しそうだ。

すでに7月開幕のパリ五輪出場を決めている日本の国内組について、公認資格を持つ選手代理人は「(U-23アジア杯を)欧州クラブのスカウトや代理人も試合を見ているから当然だけど、これから声がかかるやつもいる。この夏も海外移籍する選手は多いんじゃないか」と、パリ五輪後にも、大量流出する可能性を指摘した。

実際に、東京五輪には多くのイレブンが海外へ進出。同五輪は新型コロナウイルス禍の影響もあって通常18人のところ22人登録に変更となったが、日本はオーバーエージ3人を除き、19人中11人が国内組だった。

しかし、同大会後にはMF三笘薫(ブライトン)やFW前田大然(セルティック)ら新たに7人もの選手が欧州クラブに移籍。ステップアップを実現している。

Jクラブの強化担当も「海外のスカウトは若い選手を欲している。本当は10代の選手がいいらしいけど(23歳以下の)五輪組も、そういう話が出てくるのは間違いない。名前は言えないけど、何人かの選手はもう(海外クラブと)話をしていると聞いている」と明かしていた。

すでにU-23アジア杯を戦った日本代表メンバーでは、エースFW細谷真大(柏)にサンダーランド(イングランド)が興味を持っていると地元メディアで報じられており、MF松木玖生(FC東京)にもアストンビラ(同)が関心を示しているという。他にもMF荒木遼太郎(FC東京)やDF半田陸(G大阪)らに欧州進出がささやかれている。

今大会にはクラブ事情などで参加できなかったMF久保建英(レアル・ソシエダード)らを除き、5人の欧州組が参戦していたが、パリ五輪出場やアジア制覇を果たしたことで、さらに多くの選手が世界に羽ばたくことになるはずだ。

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