GWは晴れが多い? 「1年で一番晴れる日」東京は意外にも「12月24日」 東京・大阪・鳥取 調べてみると…地域ごとに特徴ある傾向が

ゴールデンウィーク真っ只中。今年のゴールデンウィーク後半は全国的に青空が広がる場所が多く、絶好の行楽日和となっています。
ゴールデンウィークの時期は最近では夏のような暑さになることもあり、毎年晴れる日が多いような気もするのですが…実際はどうなのでしょうか。

気象庁が公開している「天気出現率」という数字があります。
「晴れ」「曇り」「雨」「雪」となった割合を日ごとに計算したもので、気象台がそれぞれの地域の数十年分のデータを示しています。

単純ではありますが、1年のうち、「晴れ」の割合が一番多い日が、その地域の「1年で一番晴れる日」と考えることができそうです。

今回、東京・大阪・鳥取の3か所の天気出現率を確認してみました。

まずは「東京」。
1991年~2020年のデータです。晴れが最も多い日ベスト3は…

【1位】12月24日(93.3%)
【2位】1月3日、(90.0%)
【3位】1月1日、1月2日、1月5日、1月10日、1月31日、12月28日、12月29日、12月31日(86.7%)
(東京管区気象台HPより)

初夏や夏、秋ではなく、1月と12月に集中していました。しかも最も晴れる日はクリスマスイブの12月24日。雪の少ない東京では冬の乾燥した時期に晴れる日が多くなるようです。

続いては「大阪」。
1991年~2020年のデータです。晴れが最も多い日ベスト3は…

【1位】11月4日(90.0%)
【2位】12月19日(86.7%)
【3位】1月3日、11月6日、11月24日、12月23日(80.0%)
(大阪管区気象台HPより)

こちらも東京と似たような傾向で、夏ではなく、秋から冬の時期に晴れる日が多くなるようです。

そして最後に鳥取。
鳥取は日本海側で雪の多い地域です。やはり、東京や大阪とは全く異なる数字となりました。こちらも1991年~2020年のデータです。

【1位】10月18日(75.9%)
【2位】4月29日、5月22日、8月1日、8月5日(72.4%)
【3位】4月17日、8月3日、8月17日、10月17日(69.0%)
(大阪管区気象台HPより)

最も晴れる日は秋の10月18日。そして2位3位は4月5月の初夏、真夏の8月が入って来ました。東京・大阪とは明らかに傾向が違います。

ちなみに東京・大阪では晴れが多い1月と12月ですが、鳥取では1月14日が3.3%と、1年で最も「晴れ」が少ない日となっています。この日は、代わりに「雪」が63.3%となっています。

初夏に晴れる日が多いなと感じていたのは山陰に住む者のイメージで、全国的にはどうやらそうではないようです。

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