Bミュンヘン次期監督にジダン氏が再浮上 スペインメディアが見通し伝える

ジネディーヌ・ジダン氏(ロイター)

元スペイン1部レアル・マドリード監督のジネディーヌ・ジダン氏(51)が、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンの新指揮官に就任する見通しをスペインメディア「OKディアリオ」が報じた。

トーマス・トゥヘル監督が今季限りで退任するため生じたBミュンヘンの後任探しは、候補者から拒否される失敗続き。ドイツ1部レーバークーゼンのシャビ・アロンソ監督は留任を表明し、ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督は復帰要請に断りを入れた。

さらにイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドの暫定監督経験があり、オーストリア代表を指揮するラルフ・ラングニック監督もオファーを断った。

そんな迷走ぶりの中、同メディアは、かねて候補の一人として報じられたジダン氏が有力だとした。「ジダン氏は3年間の休養を終え、Bミュンヘンの監督になる可能性が高い。バイエルン首脳陣は、このフランス人監督の就任を長年の目標としており、スター選手が多く、タイトルのプレッシャーがかかるチームにとって理想的な監督だと評価している」と伝えた。

ジダン氏は、かねて母国フランス代表の指揮を目標としているが、当面は実現する可能性が低い。それだけに同メディアは「バイエルンはジダンが再び脚光を浴び、指揮官としてのキャリアを再開するのに最適な場所となるかもしれない」と主張した。

また、同メディアによると、ジダン氏が監督に就任した際、Bミュンヘンなどで活躍した元フランス代表FWのフランク・リベリー氏をコーチとして入閣させようとしているという。

© 株式会社東京スポーツ新聞社