楽しく安全釣り堀盛況 北上・フィッシングパーク江釣子

釣果を確かめ合う来場者ら

 北上市北鬼柳のフィッシングパーク江釣子(及川広大代表)は大型連休(GW)に入り連日、大勢の家族連れや愛好者らでにぎわっている。閉園した釣り堀を継承し、新たに店を立ち上げて1年。安全に楽しめる場として親しまれている。

 えづりこ古墳公園に隣接し、街中のレジャースポットとして36年間にわたり親しまれてきた江釣子つり堀センターが2022年10月で閉園。子どもの頃から生き物好きで、釣りが趣味だったという及川代表(36)は「近所で、よく寄り道していた。思い出の場をなくしたくない」と一念発起。勤務していた会社を退職してつり堀の経営を引き継ぎ、23年4月に現店名でオープンした。

 開店から1年が経過し、及川代表は「土、日曜は安定して来てくれる。ただ、入り込みにばらつきがあるのが難しい。いろいろ新しい試みもしてきた」といい、11月以降は室内釣り堀施設も開設。冬場にも快適な環境で釣りを楽しめる場として好評を博した。

 年間で最も書き入れ時というGWは大盛況で、4日も老若男女が相次いで来場。笑顔でニジマスやイワナを釣り上げ、釣った魚を施設内で塩焼きにして味わったりしていた。

© 岩手日日新聞社