お菓子を作る憩いの場 北上で小中学生対象に教室

アイシングクッキーの作り方を教える塾を始めた高橋かおるさん(右)。「子どもたちの居場所をつくりたい」と思いを込める

 北上市上野町のアイシングクッキー認定講師高橋かおるさん(51)は、小中学生対象に作り方を基礎から教える塾を始めた。元英語教諭で退職後、講師の資格を取得。菓子作りを通じて「学校でも家庭でもない、居心地のいい第三の居場所をつくりたい」と思いを込める。

 初回の4月下旬、同市のさくらホールフィーチャリングツガワに北上、花巻両市の小学1~6年生5人が集まった。アイシングとは砂糖と乾燥卵白を混ぜたクリームのこと。色の使い分けや固さの調節などでかわいらしい作品に仕上がる。

 名称は「ミョッピー塾」。旧姓「新名(しんみょう)」から付いた盛岡大時代のあだ名が由来だ。月1回、土日や祝日にさくらホールか自宅で開催する。定員は8人で、月謝1人4500円。2回目は12日に母の日用を作る予定だ。単発での参加(1回5千円)もできる。

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