アーセナルの勝利を認めるも…2つ判定に不満のイラオラ監督「納得できない」

写真:ベンチ前の映像でリプレイをチェックするイラオラ監督(右)

ボーンマスのアンドニ・イラオラ監督が、アーセナル戦後のインタビューに応じ、試合中に起きた2つの判定に苦言を呈した。

現地時間4日、プレミアリーグ第36節アーセナル vs ボーンマスの一戦が行われた。試合は、前半にカイ・ハヴァーツが得たPKをブカヨ・サカが冷静に決め、アーセナルが先制。後半ボーンマスが攻勢に出たものの、レアンドロ・トロサールとデクラン・ライスが追加点を挙げ、アーセナルが3-0と勝利した。

試合後、ボーンマスのイラオラ監督は「アーセナルが勝利に値した。前半は彼らの方が優れており、我々をかなり追い詰めた。後半は調子を取り戻したと思う」と敗戦した試合を振り返った。

続けて「審判の判定には納得できない」としながら「もう一度言うが、アーセナルが勝つに値した」と語っており、アーセナルとの力の差を認めつつ、2つの判定に苦言を呈している。

42分、マルティン・ウーデゴールのスルーパスに抜け出したハヴァーツは、ボーンマスのGKマーク・トラヴァーズと接触し、転倒。アーセナルが先制につながるPKを奪取した。イラオラ監督は、トラヴァーズがハフェルツの左足に接触したことは理解しつつ以下のように見解を示した。

「私にとって、カイ・ハヴァーツは(そこにない)接触を見つけようとしている選手だ。最後の瞬間に彼は接触を見つけ出し、ゴールに向かっていたが、決めることはなかった」

続けて、73分のアントワン・セメンヨの得点が認められなかったシーンについて言及した。アーセナルのGKダビド・ラヤがハイボール処理の際に、ドミニク・ソランキがファウルをしたとしてボーンマスの得点が取り消された。

「これはフィリップ・ビリングにPKを与えるか、ゴールを認めるかのどちらか一方しかありえない。私は『ビリングにPKを与えるか、そのままゴールにするか決めるのに時間がかかってんだな』と思ったが、あの判定は理解できない」

判定に不満を漏らしたイラオラ監督だが、今シーズンのボーンマスはプレミアリーグでクラブの最多勝ち点記録を更新する「48」ポイントを獲得している。今シーズンの出来について「できるだけ上位で終えたい。いいシーズンだし、いいパフォーマンスで締めくくりたい」とコメントを残した。

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