“2050年の東京”を体感 「空飛ぶタクシー」「未来の山車」など最先端テクノロジーが集結

2050年、未来の東京での生活をイメージした最新テクノロジーの展示会が東京都内で開催されている。実際に体感してきた。

参加した子ども「未来にはこんなものがあるんだなと思ってビックリした」、「ドローンとかもたくさん飛んでいて、豊かな未来になっていると思う」

交通渋滞や少子高齢化など、都市が抱える社会問題を解決しながら持続可能な社会を作っていこうと、展示会には、国内外から120点以上の最先端の技術が集まった。

展示品の中には、全長約13メートル、2020年代後半の実用化を目指しているという「JobyS4(空飛ぶタクシー)」や、未来の祭りで使うという「ツナグルマ(未来の山車)」。
電動でアシストするため、大人4人ほどでひくことができるという。

参加した人「ここに展示してある技術のいくつかは、実現して、生活に取り入れられているかなと思う」

会場には、さらに最先端の技術を体験できるコーナーも。

全長約2m50cm、重量400kgの人型ロボット「ファイバリオン」。

装置を腕につけることで、ロボットの腕を自由自在に動かすことができる。

人型から車へ変身もするそうだが...。

勇者技術研究所・尾路紘一さん「人の形をして災害救助とか、いろいろな使い方があると思うが、車に変形して現場まで自分で乗って走って行けるのは、意味があると思って作っている」

一方、実用化に向けて急ピッチで開発が進む空飛ぶクルマのシミュレーター。
展示会では、VR(仮想現実)を使って実際に東京の空を飛んでいるような体験ができる。

ほかにも全身を撮影し、自分の3Dモデルを作ることができるカメラなど、未来の東京の姿を想像させるアイテムでいっぱい。

開催の狙いについて、主催する東京都は。

東京都 政策企画局・横山智行さん「テクノロジーの進化もありつつ、生活している方々が少しずつサステナブルな取り組みを進めていただく。それによって、世の中が良くなっているというのを実感していただきたいと思う」

展示会は5月26日まで、4つの会場で順次開催される。

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