お兄ちゃん大好き!…猫さまが先住犬と打ち解けて、飼い主が喜んだ深い理由とは

先住犬と相性抜群な猫さまの物語

【フレンチ猫さま】vol.231
猫さまの話をもっと聞かせて!
アノイ=タヤさまはもうじき2歳の女性猫さま。




<アノイ=タヤさまが語ります>
私は田舎にある家にスタッフィ犬の友だちオスロと一緒に住んでいます。遊んで、オスロを困らせて、食べて、寝て、を毎日繰り返します。オスロは散歩に出かけますが、私はお留守番です。



食事は『ATAVIK』のカリカリと『Lucien』のテリーヌとパテが主食です。2日おきに種類は変わりますが、基本的にサーモンベース味です。おやつもあって『ATAVIK』の美味しい乾燥フードもあります。



家の中で、隠れることができる場所ならどこでも好きです。でも、決して飼い主たちから遠く離れはしません。おもちゃは生きている大きな犬(笑)。私はダイナミックな性格なのです。そして天使と悪魔が同居していて、どちらが出てくるか順番は秘密です。


<飼い主から見たアノイ=タヤさまとは>
以前、信じられないほど素晴らしい猫を飼っていました。名前はヨナ。彼女は私たちにとって初めての猫であり、出会った時から好きになりました。残念なことに、彼女は2022年の6歳の誕生日の明け方に突然この世を去ってしまい、今でも私たちは悲痛な思いでいっぱいです。猫なしではやっていけません。



アノイ=タヤは『Embrace The moon』ブリーダーの出身で、父親はアルマーニ、母親はレアと呼ばれています。私たちは2022年10月に彼女を引き取りました。ファーストネームのアノイは、ヨナへのオマージュです(Yona=Anoyと逆さまにしました)。逆さまにしたのは必然の物語のようでした。実は、ヨナとオスロの関係はとても複雑でした。ヨナはワイルドな面もあったのですが、同時に彼女は静けさを愛し、そして強い性格でした。もし私たちが彼女を邪魔したと判断されたなら、彼女は私たちに噛みついても良心の呵責はなかったのです。彼女は乱暴でしたが、幸いなことに私たちとオスロは平和主義者で非攻撃的です。オスロがヨナにうなり声を上げたことは一度もありませんでしたが、ヨナは時々オスロに対してあまり優しくありませんでした。



アノイの場合はその逆で、オスロは彼女の兄のようです。彼らはいつも一緒にいて、彼女はいつも彼と遊んでいます。彼らと人生の瞬間を共有できるのは私たちにとって幸運なことだと考えています。



アノイがやってきてからは毎日すごく賑やかな家になりました。アノイ=タヤは信じられないほど人間に近い猫です。穏やかでありながら同時に爆発的でもあり、海のようにも見えます。アノイ=タヤは私の人生と意識に愛と融和をもたらしてくれています。


ーー写真でもわかるように、アノイ=タヤさまはスタッフィ犬のオスロが好きでたまらないようです。一緒にひっついて寝ることも多いのだとか。家の壁にはキャットウォークがあり、そこからオスロを見張っています。機会ができたらオスロがアノイ=タヤさまをどう思っているか聞きたいと思います。


著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!

© マガジンハウス