コスモスポーツ、レビン、シャレード…懐かしの名車120台 福井県でクラシックカー・ミーティング

生産当時と変わらない輝きを放つ名車=5月5日、福井県福井市の県産業会館屋外展示場

 福井県内外の愛好家が自慢の愛車を持ち寄る「第15回福井クラシックカー・ミーティング」が5月5日、福井県福井市の県産業会館屋外展示場で開かれた。1920~2000年代の名車約120台が、強い日差しに照らされながら生産当時と変わらない輝きを放った。

 県内の旧車愛好家で構成するNPO法人「福井クラシックカー協会」が、魅力を幅広い世代に広げようと毎年開催している。

 ダイハツ「シャレード」(1988年)、トヨタ「パブリカ」(68年)といった当時の大衆車や、マツダ「コスモスポーツ」(69年)などのスポーツカーがずらり。有志によるフォークソングの演奏で会場が懐かしい雰囲気となる中、来場者は記念撮影をしたり憧れだった車の運転席に乗り込んだりして楽しんだ。

 トヨタ「カローラレビン」(73年)を展示した石川県の男性(72)は「7年ほど前に車を譲り受け、内装を当時と同じ材質のレザーに変えるなどこだわりが詰まっている。当時の雰囲気を感じながら見てほしい」と話した。

 参加者が車の部品などを出品したチャリティーオークションもあった。売上金は能登半島地震の被災地へ寄付される。

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