玖珠町で日本童話祭 ジャンボこいのぼりくぐり抜けなどにぎわう【大分県】

ジャンボこいのぼりをくぐり抜ける人たち=5日、玖珠町の玖珠川河川敷
ジャンボこいのぼりをくぐり抜ける人たち

 玖珠町の玖珠川河川敷などで5日、日本童話祭があった。町出身で「日本のアンデルセン」と呼ばれた口演童話家・久留島武彦(1874~1960年)の活動50年を記念し、1950年に始まった町最大のイベント。好天に恵まれて多くの家族連れら約5万人(主催者発表)が来場。名物のジャンボこいのぼりくぐり抜けには長蛇の列ができた。

 今年は久留島生誕150年に当たり、童話祭も75回の節目。三島公園会場では語りべ大会入賞者が自慢の語りを披露した。公園内の童話碑が同日付で町有形文化財に指定され、指定書の交付式もあった。

 河川敷会場ではアオゴイ(全長55メートル)が大空を舞い、クロゴイ(同60メートル)のくぐり抜けが人気を集めた。九重町町田から家族で来た田中遥斗君(8)は「くぐり抜けは初めて。思ったより中が広く、模様がきれいで楽しかった」と話した。

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