まるでタイムスリップ!お宝探し&ランチが楽しめる昭和レトロな空間へ〜! 福島市の「ヘリコプスター」

こちらは、アンティーク電話。右側の白いのは日本製、左側の赤いのはアメリカ製だ。どちらも電話線をつなげば、まだ使うことができる。

そしてこちらは、仮面ライダーのソフトビニール=ソフビ人形。還暦前後の世代の方は、少年心をくすぐられるかもしれない。

いつの時代も子どもたちのヒーロー!

さらに、イギリス王室なども使っているテーブルウェアブランド・ウェッジウッドの1980年代の飾り皿や、お持ち帰り特価で1万円の大きな木彫りの像の置物、2000年に流行したゲーム機など…

店内には、世界各地のさまざまなアンティークが所狭しと並ぶ。そのほとんどが、購入することができる商品だ。なんだかカオスな感じもするが、逆にとてもワクワクする空間!

コカ・コーラの歴史が垣間見える

店内を進んでいくと、奥にもスペースが。存在感がすごいのが、ズラリと並んだ世界や日本各地のコカ・コーラだ。各地の特産品やお祭りなどをモチーフにした変わり種も。もちろん飲むことはできないが、オブジェとして購入する人がいるという。

福島は「会津」。モチーフになっているのは、鶴ヶ城に起き上がりこぼし、赤べこだ。まさに、福島愛を感じるパッケージ!

会津ならではのパッケージ

この店は、店長の遠藤さんが1年前に開いたアンティークショップ。試行錯誤を重ね、去年12月からは本格的にランチ営業も始めた。「アンティークなものに囲まれて、ランチも楽しめる」…まさに、昭和レトロな雰囲気を醸す喫茶店だ。店長も「おいしい食事や飲み物を堪能しながら、この雰囲気を味わってほしい」と話す。

瓶ならではの味わいを、ぜひ体感してみて!

ランチセットは4種類あり、それぞれにウェルカムドリンクが付いてくる。瓶入りのウーロン茶やジンジャーエールなどだ。栓を開けて瓶のまま豪快に飲むと、グラスで飲むのとはまた違った味わいが!中継に訪れた直川 貴博アナウンサーは「炭酸がまろやかに口の中にスッと入ってくる!」と話す。

カレーは少し辛めに仕上げている

おすすめのランチは「カレーチャーハン」。「1皿にしちゃいました!」と店長が話すように、チャーハンの周りには、カレー!不思議な組み合わせに驚く直川アナだが、「パラパラのチャーハンと、ピリリと辛いカレーが合う!」という。セットには、季節のサラダやコーヒーも付いてくる。

スパゲッティとは異なる味わいのショートパスタ

そして、「日替わりパスタ」。この日は、フランス語で「蝶々」の意の「ファルファーレ」のトマトソース。その名の通り蝶々のような形をしたパスタは、プルンとした食感が特徴的だ。フレッシュなトマトの酸味や甘みとよく合う。ソースもパスタの種類も日によって変わるため、さまざまな組み合わせが楽しめそうだ。

ちなみに、ランチを楽しむテーブル席のガラス下には火鉢があり、オシャレな感じを演出している。これも、ほしい人がいれば売ってくれるという。

どう使われていたのか、当時に思いを馳せる…

さらに、店内を散策してみると…かつての福島で盛んだった「養蚕の糸巻き」が。横にするとワインボトルを置くのに使えそう!?など、いまの時代にどう活用できるかを想像するのも楽しい。

また、窓際にはアールデコ調のステンドグラスが。この美しい一品は、オランダからオークションで海を渡って日本に、そして福島にやってきたという。

店内のあちらこちらに、アンティークなものが潜んでいる…

まるでタイムスリップしたような空間が広がるのは、福島市の桜の名所・信夫山の麓にある「ANTIQUE&CANTINE HELICOPSTAR(アンティーク&カンティーヌ ヘリコプスター)」。「カンティーヌ」とは、フランス語で「食堂」という意味だ。

国道13号「信夫山トンネル」の北側にある

昭和、平成、令和…いろいろな年代の人が楽しめる店。子どもと一緒に行って、教え合うのも貴重な時間になりそうだ。

ランチを満喫しながら、ゆっくりと。気に入ったものは購入して、今度は自分だけの空間のインテリアとして楽しむのもステキだ。

Chu!PRESS編集部

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