戦闘休止に向けた交渉難航か ハマス代表団がカイロ離れる イスラエルは衛星TV局アルジャジーラの活動差し止め

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止に向けた交渉は5日まで行われていたが、双方の隔たりが大きく、交渉が難航しているとみられている。

交渉は、エジプトの首都カイロで2日間行われていたが、ハマス代表団は5日、指導者ハニヤ氏と協議するためにエジプトを離れた。
再び交渉するため、7日に戻る予定。

交渉をめぐっては、ハマスが求める恒久的な停戦をイスラエルが拒否するなど、双方の溝は埋まっていないとみられている。

こうした中、イスラエル政府は、扇動的な報道を行っているとして、中東の衛星テレビ局、アルジャジーラのイスラエル国内での活動を差し止めると発表した。

アルジャジーラのイスラエル事務所の閉鎖や、放送機器の没収、ウェブサイトのブロックなどが行われるという。

5日には、アルジャジーラのエルサレムにある事務所が家宅捜索された。

アルジャジーラは、「情報にアクセスする権利を侵害するこの犯罪行為を強く非難する」との声明を出した。

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