能登半島地震で被災した地元業者 GW最終日にようやく自宅へ

能登半島地震で大きな被害を受けた珠洲市では連休最終日の6日も住民やボランティアらが休日返上で片づけ作業を進めています。

記者「珠洲市正院町のこちらの住宅では、元日から懸命に働いてきた地元業者がこの連休を利用して自宅の片付け作業にあたっている」

水道設備業の番匠哲也さん。

元日の地震では、液状化の影響で自宅の地盤が沈下。梅雨を前に住宅に泥が流れ込むのを防ぐため、土を取り除く作業を行っていました。

番匠哲也さん「今まで休みがなかったもんでボランティアは立ち会いせなあかんて聞いとるし厳しい。できることは自分でやろうかなって」

番匠さんは応急危険度判定で「危険」と判定された自宅に、家族4人で住み続けています。能登半島地震による住宅への被害は、先月末時点で7万8千棟あまりに上っていますが、倒壊した建物の多くが取り残されたままとなっています。

生活再建のため被災地では1日も早い家屋の解体・撤去が課題です。

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